国交相、電線埋設「前に進める」 台風15号総括、再発防止へ意欲
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耐地震、耐強風性能は埋設の方が強いが、敷設コストと復旧難易度の高さがあるから、全面埋設にするのは困難。
地中化範囲は路地などの電柱があることで道路幅など日常的に支障が出ている箇所を優先とし、病院や公共施設は復旧速度を重視するために架空のみ、または埋設と架空の併用とか柔軟に検討してもらいたい。
注目のコメント
電線の地下埋設による無電柱化は進めるべき。
コストの問題や災害時の復旧を取り上げる方が
それなりにいるのは承知しているが、それはイノベーション
で乗り越えるべき。
「進める」という確たる方針が出て、明確な需要が確認されれば技術の開発は進む。技術革新とはそういうものだ。
日本は欧米より地震や風水害が多いから、という理屈は通らない。地震が多くて電線の地中化が進められないなら、住宅や高層ビルは建てられないはず。
技術でそれを乗り越えてきたのが、これまでの歴史であることを忘れて思考停止に陥るべきではない。
実は、技術の問題よりもややこしいのは、電柱・電線の所有者、道路管理・所有者、監督官庁など関係者が多すぎて、調整役が不在だという日本固有の事情。東京でも電柱の地下化が進まないのは、知事が方針をぶち上げても区が動かないからだという現状がある。
国交省(というより日本政府が)これを「前に進める」というのであれば、腰を据えて関係者の交通整理を行う必要がある。数年前から無電柱化は検討が進んでいます。実際に試験的にやってるところも多々。以下のページを見ると工事の流れがよくわかると思います。
http://www.ktr.mlit.go.jp/road/shihon/road_shihon00000111.html
この記事のような電算共同溝タイプはkm当たり3.5億という試算結果が出ています。どうしても箱をつくってそのなかにケーブルやトランスを入れて、という工事になるので直接埋設より高くなります。
ただ、例えばより頑丈なケーブルアーマーを用いる事で、必要掘削深度を浅くし工事物量を下げる、より小さな箱(ボックス)を使って同じく工事物量を減らす、等の取り組みをしています。
しかしながらその一方、都内には数万km規模の架空線が存在しており、実際は全部を対象するのは難しそう。重要度の高いところを優先して、他のところは別の方法で対策を考えるつてのが現実的では。日本は地震が多い国なので、
地中電線にすると、地震で被害を受け易くなる上に、
メンテナンスが面倒な上、復旧作業も地下では大変です。
だから、電柱による架空電線が地震による被害を受けた後の復旧には打って付けな訳ですが、
台風には弱いという、スーパージレンマを抱えている訳です。
災害が起きても電気を止めるなとなると、
地中と架空と、どっちがが完全に死なないように、
スーパーインフラシステムを構築して、
常にその広大なシステムを誰かがメンテナンスして、
保全しろとなるのです。
どれだけのコストがかかると思いますか?
地震も台風もない欧州と比べるのは、愚の骨頂です。
地震と台風という二大大災害に対して向き合っている
電力システム設計と保安の為に働いてくださっている人々は
もっとリスペクトされるべきです!!!!