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もはやちょっと食傷気味な面もあるデジタルトランスフォーメーション。定義が曖昧でどうとでも言えるだけに、実態が掴みにくいのがその理由にあるでしょう。ただ、この記事では、企業がDXに取り組むためのステップをかなりリアリティのあるかたちで紹介しています。NTTデータ・イントラマート、NTTグループの中でもかなりユニークな独自性ある企業です。
業務をデジタルした際のあるべき姿をグランドデザインできる人が、社内にいるならそれが一番。なぜなら、「社内業務プロセスの変革」と一言で言えど超絶センセーショナルな作業であり、内部のハレーションは半端じゃないことが多いから。ただの業務のシステム化なら、外部のコンサルやSIerがヒョイと来て解決できるかもしれないが、業務のそのものの改革は、社内事情の精通具合がモノを言うため外部の人にはかなり難しい。最終的に頼れるのは、社内の人間でしかないのだ。
今、社内の業務系の部門にいる人は、そんな意識を持って仕事をして欲しいと思う。
まずは部分最適でも良いので、業務部門・ユーザー部門自身が、自らの業務のIT化から入っていくべきだと考えています。DXという言葉に構えず・踊ろされず、ユーザー部門が自ら行っていくことで部門自体のITリテラシが上がり、そうなって初めて、DXを自分たちの言葉で語れるようになるのだと思います。
2000年代前半にコア・コンピタンス経営が広まってアウトソースが進んだことで、ユーザー企業のITリテラシも低下したと感じています。1980年代から90年代はユーザー企業でもプログラム開発することが当たり前でした。日本でAIが今一つ進まないのも、このことが一つの要因だと考えています。
DXを自企業で進めていくには、ITのイニシアチブを我々の手に取り戻さないといけません。その上でIT企業はどうあるべきなのか、SIerの皆様にも真剣に考えて頂きたいと思います。
DXと言う言葉に踊ろされず、恐れず、率先して進めていきたいと思います。