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CLOは、一言で言えば、外国の金融機関などがローンの返済金と金利収入を有価証券の形で売った “金融商品”です。日本の銀行は“商業銀行”ですから、預かった預金を自ら貸し出して運用するのが本業ですが、貸出先が不足すると、他人が貸し出したものを“購入”して運用するしかありません。自分で審査して貸し出すなら、どの程度リスクがあるか分かり易いですが、他人が貸したものと買うとなると、リスクの程度を把握するのが難しい。
更に、CLOの発行者に利益を抜かれますから、リスクリターンの関係では、自分で貸すより利幅が落ちて当然です。一定の預金コストに比して高い利鞘を得るには、リスクの高いものを買わなければなりません。CLOの面白いところは、同じ貸出先への債権を、優先的に返済と利払いがされるものから劣後するものまで様々に分けて、リスクの違う証券が発効されること。高い利回りを狙って後者を重点的に買えば、銀行が抱えるリスクは大きくなってしまいます。
カネ余りが続けば返済順位の低い高リスクのCLOを抱えていても大丈夫ですが、金融の安定性に不安が出る状況のなか、その辺りの実態が分からないのでよく見てみよう、とういうことでしょう、たぶん (^^;
CLOは昨年までの残高急増で、(残高の多い農中などの個別金融機関がトピックスに取り上げられながら)脚光を浴びていました。
邦銀にかかわらず、世界的な残高増加により、ミクロプルーデンス(個別行の健全性)からマクロプルーデンス(金融システム全体の健全性)へと監督者の関心が遷移しているようです。
なつかしい!
CLOやCBO、CDOは証券化のチャンピオンで、素晴らしい金融の仕組みと褒められた。
でも、使い方だったんですよね。それとプロとしての金融リテラシーの高低が、調達・運用の両面で天国、地獄を分けます。
世界のCLOの約1割を邦銀が所有しているというのは確かに多い気がしますね
CDOの過去経緯を考えれば気になるところです