「ビリギャル」、大学院に行く
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注目のコメント
こんなことを言わせてしまうのは悲しいですね。フィクションって人の人生を消費すること。自分の人生を消費されて、でもそれをまたバネにできる彼女は強くて勇気ある人だなと。そこにはやっぱり彼女も言うように環境が大きかったのかもしれません。
彼女だからこそできること、ぜひ応援したいです。
引用
「もともと頭がよかった子の話でしょ?」と言う。もともと頭がよかったのかどうか、それは私にはわからない。しかし、進学校に通った覚えはないし、高校2年の夏の全国模試のときの偏差値が28だったのも事実だ。ただひとつ言えることは、私は「環境」に恵まれた。
どんな状況でも、私が決めたことを応援し信じてくれた母と、学校では出会えなかったが、家の近くの小さな塾でたまたま、素晴らしいコーチに出会えた。私のもともとの資質や能力がどうであったかということよりも、カギとなったのは「環境」ではなかったか、と私は思っている。
それを多くの大人たち、子どもたちに伝えることができれば、何かが変わるかもしれない、と思った。そして、「昔の私がなぜあんなに頑張れたのか」を知りたいと思い、大学院で勉強したい、と考えたのである。そこには、「ビリギャルは奇跡の話なんかじゃない」という気持ちがあった。それがひとつの「奇跡」でしかなかったとしたら、「ビリギャル」は私以外の人にとっては意味をなさないのだ。