ひたすら120キロの窓付け 技能学べぬ日立の実習生
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技能実習生で溢れる建設業にいるので一言。
技能実習生を安い労働力という感覚で受け入れている企業が多いというのは間違った表現ですね。募集しても応募すらない国内の求人にお金をかけるより、確実に雇用が可能となる技能実習生を選択する中小企業が多いです。
建設業は派遣が禁じられていることから、求人は非常に大きなネックになっているなかで、声をかければ確実に候補者を選んでくれるこの制度は麻薬みたいな魅力があります。
実習生には最低クラスの賃金でも監理団体への手数料で普通の日本人を雇うのと変わらない支出があるので、決して安い労働力ではありません。
その代わり大手の日立となると、この枠組みを利用することで本来の採用業務を簡素化したい甘い誘惑からくる堕落だと感じますね。
注目のコメント
酷い。日立の会長で経団連会長を務める中西宏明氏、定例記者会見で「私が確認した範囲では、不適正な事実はない」「違法性はないと信じている」「朝日新聞がマニアックに追いかけている話」。そして、「経団連は外国人労働者の受け入れ拡大を安倍政権に求めてきた。」
日立がこういう問題をおこしたことは特に問題。
しかし、問題の根源は制度にある。
単純労働であることを明記しての募集ができないことが問題。
今は、職種を限定してできるようになったが、それでも「勤務先を変えられない」ため不当な扱いがしばしば指摘されている。
「経団連が昨年10月にまとめた外国人材に関する提言は、技能実習制度での法令順守を徹底するよう説いており、その会長企業が改善命令を受けた事実は重い。」うーん、これは、色々な意味で問題ですね。
外国人労働者にかかる制度、日立製作所という経団連会長企業が改善命令を受けるという事実。
労働人口問題をかかえる今、政府も企業も真剣に考えて取り組まないといけない問題と思います。