「統計学で、人間を解き明かす」。西内啓が薦める、ビジネスにデータを活かす10冊
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母校の教授である永田靖先生の書籍『統計的方法のしくみ 正しく理解するための30の急所』(日科技連出版社)が選ばれていてうれしい限りです。
学生時代に実習で学んだ「多変量解析」は、いまでも仕事で使っています。西内さんの「統計学が最強の学問である」、この書籍が話題を生んでいる頃、拙著「問題解決のためのデータ分析」の企画が始まりました。
西内さんのおっしゃる通り、今の日本の企業の多くが、データサイエンティストが出してきた分析結果を、ビジネスの現場に落とし込めていません。
それは、データを扱う側がビジネスの現場を理解していないことはもちろん、ビジネスの現場側もデータをどう活用すれば問題を解決できるのかのイメージがないからです。
統計上、日本企業の7割以上がデータ活用に意識的である一方で、その8割近くが「結果に結び付かない」「活用できていない」「そもそも何すれば良いかわからない」といった状態です。
それは先に述べたように、「データ」と「ビジネス」の距離が遠いからだと考えています。
この距離を縮めていく役割が必要だと思っています。大学院で学んで一番有益だったのは、多変量解析とマーケティングです。ビジネス、日常生活でも活用できるので、紹介された本は、読んでみたいです。
統計解析ソフトで試行錯誤するのも楽しかったです。