UBSが投資銀行部門の刷新計画、数百人削減か
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リーマンショック後、投資銀行からウエルスマネジメントへの経営資源再配分を主眼としてきたUBSですが、市場部門での(よく言えば)刷新、実質的なリストラが発表されそうです。
記事によれば、株式部門が外国為替・金利・クレジットトレーディング(FRC)部門と統合され、グローバルマーケッツ証券トレーディング部門へ。
どのハウスもキャッシュエクイティの不調は頭痛の種ですから、こうした動きは業界内で広まるかもしれません。長らく投資銀行業務に携わってきました。
現在は金利低下の影響で先進国の金融機関全体が構造的な不況に陥りつつあります。株式業務も振るわないし大型プロジェクトも減ってきている。
これからは、人員削減やフィンテックによりコスト削減を進めつつ、リスクを見極めながら金融機関の買収等により新興国向けのリテールや資金ニーズのあるインフラ関連のファイナンスに本格的に取り組むことなどよる抜本策が必要となるだろう。