メルシュECB専務理事、「リブラ」巡るリスクを警告
コメント
注目のコメント
中央銀行による貨幣量のコントロールができなくなれば金融政策を有効に発動できなくることを懸念している。(金融政策が有効との前提だが)
なお、リブラは裏付けとなる資産(国債等)があるので、実態としてはリブラはその裏付け資産の金利や価値に連動するとも考えられる。当局の立場からはこうしたメッセージを送らなければならないことは理解できますが、最早新たな論点は出てこないし、それだけでは建設的でないように思います。
つまり、こうした枠組みを可能にしつつあるfintechの現状や、unbankedの人々を含む廉価な金融サービスへの潜在的なニーズ、あるいはBOEのCarney総裁がJackson Holeで示唆した通貨バスケットによる公的な通貨の可能性といったpositiveな側面といった、劣らず重要な側面にも光を当てて欲しいと思います。
いずれにしても、この問題を特定の発行体の問題にしてしまうのは、本当に惜しいと思います。