病院からゴディバまで、投資ファンドの最前線
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ほんの2年しかPEにおらず、しかも、Valuationが高騰していたリーマンショック前の2年なのでPE業界のことをきちんとわかっているわけではないですが、PEが検討する案件対象業界は広がっていますよね。
デリバリーピザやマッサージ店など、案件が公表された時に驚きました。
どうしても、LBOローンで高レバレッジとなると、B2Bで安定キャッシュフロー案件の方が検討の俎上に乗りやすい中、こういった業種もPEの対象になるのか、と。
PEでは、案件ソーシングが最大の課題の1つですが、ファンド規模が大きくなればなるほど見合う案件を探すのは日本では特に難しく、また、中規模ファンドでも競争も激しくみんなで同じ案件を検討していたり、そして、日本でオーガニックグロースが期待できる業種も少なくなっている中、PEも様々な形で特徴を出して投資しているということですかね。得意分野が出てくる背景には、世の中に出回る案件数が増えてきた(PEを活用することが広く受け入れられてきた)ということもあります。顕著な例はカーブアウト(コングロマリット企業が一部の事業を独立させること)です。
素朴な疑問として、「PEの役割って何?(出資受け入れは分かりやすいが、何故株式を売りたい人/企業がいるの?)」と最近何人かから聞かれました。また、「企業を売り買いするのはけしからん」という方もいました(売り買い、という言葉の色味は個人的にしっくりこないのですが…モノの所有権の移転とは色々違うので)。色んな方の視点に耳を傾けると、議論が盛り上がる面白いトピックです。
「世紀末にわが国でPEというビジネス手法が登場して、約20年が経過した。当初は「ハゲタカファンド」と忌避された存在も、得意分野や特色を出すなど、ファンドごとにすみ分けもできつつある。
日本の産業界に定着し、PE投資がこれまで同様にリターンをあげ続けることができるのか。それは今後到来すると思われる景気後退局面で、真価が問われることになる。」現在、とあるPEが投資している企業で仕事をしています。
今まで、様々なPEが関係する職場で仕事をして来ましたが、当初は正しくハゲタカが多かったのですが、現在は目線を投資先と合わせる事を重要視しているケースも多く、時代は変わったなと思います。
企業が再生、成長するにはPEは良いパートナーになり始めているんだと思います。