新研究分野の開拓へ、文科省が始める新事業の中身
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先日、上海のアカデミアを訪問しました。
私が共同研究相手を捜していた比較的新しい研究領域では国内に専門のPIはいなかったので中国の先生を訪問することにしたのですが、研究棟にいるPIはほぼ全員30代から40代前半の海亀族（海外からの帰国組）ばかり。皆、野心的かつ丁寧。興味の範囲の広さにも未来志向の考え方にも感銘を受けました。
国内にももちろん若くて優秀な先生はたくさんおられますが、いろんなことで疲弊している感じがあり、心の余裕に差がある印象でした。
この事業の趣旨はすばらしいと思うので、単に「若手にチャンスを」だけでなく、研究者がいままで以上にのびのびと研究に邁進できる環境を作ってほしいと願っています。
