中国が輸入しない米のトウモロコシ 日本が買います
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既にアメリカは次期大統領選挙モードです。
トランプさんの一挙手一投足が次の選挙に影響を与えます。
対中関税の影響で中国に買われなくなったアメリカのトウモロコシを主に作っているコーンベルト地帯が、民主党につくか共和党につくかは、選挙結果に大きな影響を与えます。
今、対中関税の影響で赤字となっているトウモロコシ農家に、安倍さんは分かりやすく利益を提示し、トランプさんの選挙活動を後押しをした訳です。
表向きには貿易問題ですが、その裏は安全保障の問題です。中国、北朝鮮、今は韓国とも対峙しそうな勢いですが、それらの国と日本が向き合わなければならない状況で、今はどうしてもアメリカと手を組んでおかなければならないのです。
安倍さんとトランプさんは親密ですが、それは偶々です。相手がオバマさんだったり、ヒラリーさんが勝っていたら、この状況は恐らくありませんでした。
トウモロコシが必要か不要かではなく、安全保障上の戦略として、その手がベターだったのでしょう。
アメリカだって、いつ変わるか分かりません。早く日本が真の意味で自立した国家になることを心から願うだけです。
注目のコメント
別記事でもコメントしましたが、米中摩擦の影響でトウモロコシ価格めちゃめちゃ下がってますし、円高も進んでますから、市場価格で必要の範囲内での輸入でしたら、日本はお買い得かもしれません。
飼料用のデントコーンは元々日本の生産量じゃあ足りないので輸入自体はなんら問題ないですし、スイートコーンの価格を圧迫することは無いですよ。
食べても堅いし、不味いし…食用に出回ることは絶対にないです。
むしろ余ってて買い叩けるなら買い叩いた方が酪農、畜産農家は喜ぶんじゃないですかね。それでいてアメリカも喜ぶなら良い取引ではないでしょうか?
生産費安くして利幅が大きくなった高級牛肉を中国に買って貰えば完璧です(笑)
追記
害虫の事が話題になってますが、とうもろこしは専門ではないのでキャベツvsヤガ系のいわゆるヨトウムシのお話しを(この外来種というかヨトウムシの仲間は本当に悪食で何でも食べます)
薬剤耐性のなかでもフルベンジアミドという成分に耐性があるかどうかで防除難易度が大きく変わると思われます。フルベンジアミドは対チョウ目害虫に効果が高く、かつ、他の昆虫にはほぼ害がないため益虫を減らすこともない素晴らしい薬剤です。(トウモロコシにも使えます)
しかも植物体への浸透移行効果もあり残効性も高い(散布後1ヶ月程度効果がでます)のでキャベツ栽培には無くてはならない薬剤で、フルベンジアミドが効かなくなったらどうするか?というのは学会で話題になるほどです。
我々農家は耐性害虫を発生させないよう薬剤ローテーションで対応していますが、この外来害虫がフルベンジアミドへの耐性さえまだ無ければなんとかなると思います。
基本的にはフルベンジアミド→微生物農薬→フルフェノクスロン などのリレーができれば其ほど被害は拡大しないと思われるので(ヨトウはコナガのようにサイクルも短く無いですし)、これらの剤が効くなら輸入する理由としては無理矢理出した感があります。
効かないなら…話しは全く変わってきます。むしろ日本農業全体の問題になりますが…。現在、日本はトウモロコシを年間15百万トン強輸入しています。(国内生産は2千トンのみ) その内餌用(牛、豚、鶏などの餌)が12百万トン、コーンスターチ用が3百万トン強です。 中国は自国で250百万トンの大量のトウモロコシ生産があるので、輸入は7百万トンほど。
現在米国のトウモロコシは値段が高く、競争力がありません。
今はブラジル産が一番安いので、無理に米国産を入れるのであれば補助金を投入しなければなかなか輸入されません。
国内で害虫が。。とありますが国内生産は元々需要の0.1%もないので、全く計算は合いません。トランプさんに買って^_^と言われ受けてしまっただけでしょうね。