ネッシーの謎、ついに解明?=科学調査の結果、来月発表
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記事にある「環境DNA」について補足します。
生物は生きているうちに皮膚などの細胞が剥がれ落ちます。そこにもDNAが含まれており、それを既知の生物のゲノムデータが登録されているデータベースと照合することで、どの生物が住んでいるかわかります。
海や湖ではいろんな生物が住んでいますが、ごちゃ混ぜになっていても区別できるくらい解析機器とソフトが発展しました。これは腸内細菌叢の研究で顕著です。
今回の場合、当然ネッシーゲノムのデータベースはないので、既知の生物のゲノムに該当するかを調べ、その中でネッシーと見間違える形態や大きさの生物が引っかかれば、おそらくそれがネッシーの正体だろうと推測できます。
もし既知の生物のデータに引っかからなくても、データベースに登録されていない生物(魚類とか両生類とか)がいるということになるので、それはそれで新しい発見です。
というわけで、「実物を見なくてもDNAから大体わかる」という、生命科学の技術の進歩を示す例としておもしろいと思います。最初に発見されてから80年以上たってるわけで普通考えたら、死亡してると考えるのが合理的ではないでしょうか。繁殖してたら子孫が残っているかもですが、その場合はもっと目撃されますよね