ボルカー・ルール改定が最終決定、トランプ政権とウォール街の勝利

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注目のコメント

• Amano Kenya

  ワシントン大学政治学部 ワシントン大学政治学部博士課程在籍

  ・2019年08月21日

  ボルカー・ルールは、トランプ政権が発足する以前、規制の鬼だったタルーロFRB理事がFRBに在籍していた頃から改正の議論が進められていました。今回の改正内容は、ある程度の緩和や簡素化はしつつも、自己勘定取引をリーマン以前のように認めるといったものではなく、あくまでもマイナーチェンジ。
  
  結局３年近くを費やして、そのマイナーチェンジが認められただけにすぎませんので、一部の金融機関にとってはありがたいですが（むしろ仕事が増える？）、大きな規制の流れが変わったわけではありません。
  
  政権にとっては、それでも「何かやったった感」を出したいわけで、記事のヘッドラインは、規制緩和を大きく進めたとの印象を与え、まさしく政権にとっては望んだ結果が得られているということでしょうか（実はなく、名だけ）。