深刻な専門医不足…“医療の質”はAIが支える

コメント

注目のコメント

• 原田 洸

  総合内科医 医学博士

  ・2019年08月20日

  AIの活用により医療の質は向上するとは思いますが、専門医不足を支えるかどうかは、ものによると思います。病理診断AIは病理医の仕事の負担を軽減すると思いますが、例えば唾液からがんを診断する方法は、唾液でがんと診断された患者が増える分、相対的に専門医の不足が目立つようになるでしょう。
  
  テクノロジーが医療の質を改善するものなのか、医療者の負担を減らすものなのか、区別する必要があると思います。
• 神立 進

  東京洪誠病院 画像診断専門医

  ・2019年08月20日

  AIの医療応用というと、すぐ自動診断の話にいってしまう。
  
  診断は高度な作業で、コンピュータにはすぐには置き換えられない。判断は微妙だし、人間と同じデータを扱っていれば、それ以上の解析はできない。また、結局、人間が確認する必要もある。医療画像データのコンピュータ解析コンテストがアメリカで行われているが、結果は、今の所、”失望的な結果”　だ。
  
  最近保険が認められた内視鏡画像判断システムは、deep learningを用いたものではない。deep leariningを用いないものは、今はAIとは言わないだろう。
  
  今、医師がもっとも必要としているのは、事務処理だ。保険会社への診断書の提供、紹介状の作成、退院要約の作成など。これらの作成が医師を苦しめる。
  
  どうしてこういうことを解決する方向に行かないのか？　テキスト型のデータだから、解決は難しくないはずだ。
• 古川 英光

  【やわらかサイエンティスト】 博士（理学）（1996年東工大 物理学専攻 博士課程修了）

  ・2019年08月20日

  遠隔診断や画像分析など、医師法などの法令面を乗り越えて、どんどん進んで欲しい。明るい未来が待っているから。