銀行の定期異動ルール撤廃 金融庁、今秋にも監督指針見直し
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一時代が終わりつつある感じがしますね。
金融検査でもチェックされるくらいでしたから。
このルールは、性悪説と完全主義の発露とするもの。
これで、銀行員の持ち家率は高まると期待するのは早計ですが。銀行の営業担当者の定期的な異動が、単なる慣行
ではなく実は金融庁の監督指針に基づくものだった
というのが、実はこの記事の最大のニュースバリュー
かも知れない。
ただ、銀行員の頻繁な人事異動が、優秀なゼネラリスト養成
の名の下、日本の大手銀行員のプロフェッショナル化を妨げてきた主因の一つであり「サラリーマン投資家」などと揶揄される素人集団を生み出してきた背景であることを思えば、一歩前進であることは間違いない。
銀行など金融機関が、規制に守られ、素人集団として
存続出来た時代はとうの昔に終わった、という事実に、
人事制度・慣行がようやくキャッチアップする機運が
出てきたという評価も出来る。
あとは、新しい枠組みで生まれる可能性のある「プロフェッショナル」の、報酬を含めた処遇をどうするかだ。
厳しいようだが、それをクリアしなければ、この国の銀行の将来展望は見えてこない。