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指示の大元である上司自体が数字に落とし込んだ考え方が出来ないとなかなか推進できないと感じます。
数字に強い部下の指摘を、素直に聞き入れてくれる上司ばかりではないから。
感覚で生きている方にとってみたら、数字使って理詰めで来る部下はめんどくさっ、うるせー、いいからやれ、となってしまうのが現状ではないでしょうか。。。悲しきかな。
単純な作業や逆に知見のない領域は思い切って外注したり、有料データやツールを購入した方が安くつきます。
(ググるのもタダではないのです)
そしてその空いた時間で従業員にしかできないより付加価値の高い仕事をすれば、チーム全体としての時間あたりアウトプットは最大化されます。
また、従業員の作業時間もコストであると意識できれば、
お願いする作業の優先度や内容も自ずと精査されると思います。
しかし、ある意味それ以上に大事なのは、直感を大事にすることだと思います。
スケジュールが、実現可能かどうかについては、現実にはほぼ直感できめることが多いと思います。直感にどれだけ自信があるかは、経験が決めます。
だから経験が大事なわけです。経験不足の時には、直感はバイアスの影響を受けやすいので、別のアプローチが必要になります。最も簡単なのは、一部を作業してみる、で、その結果から直感にキャリブレーションをかけるという方法で、極めて有効です。
ただし、直感は、勘違いもありうるので、数字で確認することが必要になります。しかし、常に直感が先で、数字による分析は後です。この順序は変えられないし、変えようと思ってもいけない、というのが、私の経験則です。そして、それについては、小林秀雄も大変強調しているところでもあります。
また話の中に数字をちりばめると、相手もイメージが湧き納得しやすい。
たくさんあります VS 80%がそうです
とても広いです VS 東京ドーム10個分です
どちらが腹に落ちるかは一目瞭然
何故か?「数字」は、手法さえ知っていれば、誰でも同じ分析ができるからです。
一番重要なのは「数字」をみる力、「直観力(注:直感ではありません)」です。
もし、「数字」で勝負が決まるのであれば、知識をもったコンサル人材がビジネスで大成功するはずですが、実際には、そうなっていません。