3Dプリント臓器の商用化まであと数歩
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臓器再生の臨床応用における課題の一つは、「内部構造をどれだけ正確に作れるか」ということで、これが3Dプリンタの発達によりクリアできるようになってきたということだと思います。
ただし、課題は形態の問題だけではありません。臓器はただ形が似れば良いというものではなく、同様の機能をそこにもたらす必要があります。
また、そのほかにも、加齢し続ける体の変化に臓器が協調できるか、免疫機構による攻撃を避けられるか、感染のリスクを十分下げられるか、移植した臓器が不具合の場合にどう対応するか、など、課題は非常に多面的です。
少なくとも、3Dプリントで全て解決、という訳ではないということです。
しかし、このような臓器を教育や手術のシミュレーションなどに活用するのはより現実的で、比較的すぐにでも可能でしょう。
また、記事に紹介されるように、人工物も用いられている透析用シャントなどは形態を似せられれば十分で、臨床応用が近いかもしれません。さらにiPS細胞とのコラボレーションが進めば、臓器の作製やその移植が臨床応用される未来も訪れるかもしれません。本格化しています。早ければあと5年くらいかな。早く商用化できるかどうかは、ある程度の潤沢な資金調達と、それを活用してどれだけ商用化に向けた開発と臨床での検討をスムーズに進められるかでしょうね。
“人の肺の機能を模倣する気嚢のモデルを公開”
横隔膜を使わない鳥の呼吸器官である気嚢を、人は手にすることになるのか、鳥人間やん
気嚢
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/気嚢