ほっともっと直営190店閉店 9月以降に
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弁当店の収益悪化が何を意味するかを考える必要がある。
それを考えれば、そんなに暗いトーンで語るべき現象では
ないことがわかるはず。
人間がものを食べなくなった訳ではない。
世界の人類が「食」に費やすお金は、1年間に約1000兆円。
つまり世界のGDP合計(約8000兆円)の8分の1。
日本のGDPの2倍という規模の「超巨大市場」だ、
という基本的な事実をまず踏まえるべき。
その市場をどう「料理」するか、が世界を相手にする外食ビジネスの根底におかれる発想だと思う。
ほぼブルーオーシャンとも言えるフィールドで、「コスト」と「おいしさ」と「UX」のバランスが崩れれば、外食ビジネスは回らなくなる。逆に言えば、そのバランスを均衡させることが出来ればいくらでも成長する。しかもその成長の先には世界がある。
これは、食のクォリティで世界を圧倒的にリードする日本という国をベースにこれからビジネスを立ち上げるようとする起業家には頭の片隅に置いてほしい発想。
おそらく日本の既存外食産業の多くは、その発想を持っていない。思考停止といっても良い。
だからジリ貧におちいる。コスト削減→味のクォリティコントロール失敗→クォリティの低下→客足の減少→業績悪化→さらなるコスト削減→負のスパイラルの加速→事業破綻、となる。
その背景は、既存ビジネスモデルの墨守(思考停止)、クリエィティビティの欠如だと思います。
外食は、銀行や証券会社のようなディスラプトされるビジネスではない。閉店する銀行店舗と閉店する「ほっともっと店舗」を同列に議論すべきではない。その構造的背景は全然違う!もっと考えよう!というのが私の視点です。下記の記事を思い出しました。
「サブウェイ」FC店運営会社“破産” 4年半で200店減のサブウェイ、今も大量閉店進行中
https://news.yahoo.co.jp/byline/satomasashi/20190117-00111414/
どうでもいいことですが、サブウェイには決して忘れられない思い出があります。ほっともっとさんに関係なくてすみません。
東京に出てきてすぐの頃。とある街で迷子になりました。もちろん、スマホなんてありません。GPSすら、ない。ボロボロになって歩いていると「SUBWAY」の文字が。「助かった~!地下鉄の駅があった!!」と思い近づいていきました。
その時の絶望感を想像してみてください。ついに始まった、という気がしてなりません。
直営店は閉められるからまだマシで、フランチャイズのオーナーは大変でしょうね。
安い人件費を前提にしたビジネスはどんどん立ち行かなくなるでしょう。消費税増税と合わせて、短期的には大変な時期が来るでしょうが、きちんとした給料を払える真っ当なビジネスが生き残るようになることで、最終的には良くなることを期待します。