就活まで日韓関係が悪化~韓国人学生の未来が危機へ(石渡嶺司)
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【社会の不安定要因としての韓国の青年失業率 】
韓国の若年層の就職は、実は90年代後半からずっと「氷河期」のままであると
いう事実を多くの日本人は知らない。
韓国の用語である「青年失業率(15〜29歳の失業率)」は2017年に12%を超え、2019年の大卒就職率は7割程度にとどまる。
この状況は、韓国にとって社会の不安定化を招きかねない深刻な数字だと理解している。青年層(15〜29歳)の貧困化は、労働市場の流動性の低さ、彼らより上の世代の居座り、雇用の受け皿としての新規産業を含む産業構造における厚みのなさなどが複合的要因となって進んでいるが、その実態を韓国政府もきちんと数字で把握しきれていないというのが私の理解だ。
これは、兵役を国策として維持している国にとっては憂慮すべきことである。
その韓国の若者の活路の一つとしての日本企業への就職があるが、そこに暗雲が立ち始めているとすれば、慢性的な人手不足に悩む日本企業の立場というより韓国の若者にとって、看過すべからざる事態であると言わざるを得ない。
若者の失業を放っておけば、それはやがて社会を不安定化し、治安を危うくする。特に北朝鮮という現実的脅威をもつ韓国にとってそれは致命傷になりかねない。
なんとも言えない気持ち悪さが漂う。