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【躍進】米中摩擦で漁夫の利。「世界の工場」ベトナムの現在

NewsPicks編集部
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    静岡県立大学国際関係学部 准教授

    ベトナムは製造業の一大中心地になろうとしています。そのうえで、これからベトナムは中国(や韓国)になろうとしているのか、それともタイになろうとしているのか、が興味深いところです。製造業中心の輸出主導型発展とか雁行経済論とかいっても、東アジア諸国の経済発展のあり方は一様ではありません。無理をしてでも鉄鋼に代表される素材を自国でつくってきたのは日本、韓国、中国だけです。この3国が世界的に知られるメーカー、ブランドを輩出してきました。
     八幡製鉄所や朴正熙時代の浦項製鉄(現在のポスコ)や中国の宝山鋼鉄は、国家主導で、採算度外視でつくられたものですが、これら3国が世界的なメーカーを輩出していった基礎になった面もあります。石油化学工業やアルミニウム、その他の素材についても同じようなことがいえます。
     一方、タイやマレーシアのような国は、製造業主導といっても、日本企業に場所と労働力を提供してきた、という面が大きいです。独自の素材産業も成長せず、結果として自国発の世界的メーカーやブランドも現れませんでした。
     ベトナムはどちらになるかというと、民族資本というべき企業の台頭が顕著です。たとえば、ビン・グループです。
    https://bit.ly/31oXsPY
     素材産業も伸びていますが、ベトナム政府による起業振興が、非常に活発です。
    2020年までに100万社起業、ベトナムの描く起業国家戦略
    https://www.projectdesign.jp/201802/world-venture-companies/004514.php
     人口が1億人を越えるベトナムは、おそらく、韓国もしくは中国のような製造業の盛んな国になっていくのではないでしょうか。


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    ジョーシス株式会社 シニアエコノミスト

    ベトナムの全体的な理解をわかりやすくまとめたNewsPicksオリジナル特集をかいたことがあります。三年以上前になりますが、本質的な理解にはかわりがありせん。

    「カントリーリポートベトナム編 活況のベトナム経済、変貌する社会主義国」

    https://newspicks.com/news/1466942

    今、米中貿易戦争で、ベトナムが棚ぼたラッキーみたいに言われますが、もっと前からこの国は動いていました。また、ASEAN、WTO、TPP加盟、そしてRCEPへという自由貿易体制を巧みに活用していることも重要です。

    一時的なブームだけでなく、歴史、社会にまで視野を広げることが必要です。本気でのこの国とビジネスをし、理解をしようとするならば。

    仏領インドシナ時代、ふたつの大戦、ベトナム戦争を経て平和な時代を迎えましたが、高インフレと貿易赤字、それとセットのドン安という負のスパイラルを抜け出して安定、テイクオフに向けて。

    ベトナムに関する書籍を読み、ベトナム内外でベトナム人と話しをすると、この国の人々の力強さとしなやかさを感じずにはいられない歴史と現代があることに気付かされます。

    それがあってこその、「漁夫の利」。ベトナムは、タダ単に口を開けて待っていたのではない。


  • ユーザベース SPEEDAアナリスト

    ベトナムは米中貿易摩擦のメリットを受けているようで、トランプ大統領の攻撃も受けていることが伺える。
    衣服などの軽工業については、貿易摩擦前から中国の人件費高騰でベトナムやバングラデッシュなどが期待されていた。一方で、中国は機械投資による生産性改善と国内市場も大きい。これまでの他国での軽工業→重工業シフトほどに、軽工業はシフトせずにこれまでも一大生産地であり続けた(①)。
    米中貿易摩擦を受けてベトナムからの衣料品輸出は増加(②)。一方でそれゆえに人件費も増加し、むしろ生産計画を変える企業が出てきているのが現状(③)。
    https://newspicks.com/news/1599434
    https://newspicks.com/news/3436539
    https://newspicks.com/news/4052274

    電子機器については、記事にあるようにSamsungにとってベトナムは一大生産拠点。なので数年前に発火事件があったときにはサプライチェーンへの影響が懸念された(④)。組み立て部分だけでなく現地化も進めている(⑤、⑥)。
    一方で半導体は韓国から持ってきたり、まだ電子部品メーカーも中国ほどにはできておらず、EMSの進出も少ない。その意味ではサプライチェーンの広さ・深さはいまだに中国が圧倒的。そのなかで潜在的な市場規模も含めて、今後サプライチェーンがどの国に投資するかという観点では、Samsungのインド工場含めて、インドとの争いだと思う(⑦)。
    https://newspicks.com/news/1851035
    https://newspicks.com/news/2578750
    https://newspicks.com/news/3463255
    https://newspicks.com/news/3161622


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