【資料付】中国ユニコーンは、本当は何社あるのか
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「これ、調べるのはかなり骨が折れました」。今年6月、中国の中関村にあるベンチャーキャピタルのLegend Capitalを取材していた時に、5ヶ月間にわたって投資のプロたちが調べた独自資料をプレゼンテーション形式で見せてもらいました。それがこの企画の発端です。
第1回目は、「そもそも中国にユニコーンは何社いるのか?」という、当たり前のように思えて、とても奥深いトピックを解き明かします。米国調査会社のCB Insightsは91社としていますが、独自調査では222社にのぼりました。
なぜ、1000億円以上の時価総額をほこる企業数で、ここまで数が異なるのか。日本人が見落としているデータがあるのか。日本初公開のデータを基に、解説をすすめてゆきます。
*全資料を添付できませんが、その内容は非常に面白いものです。アフターデジタル読者におなじみの平安保険ですが、途中に出てくるルーファックス(陸金所)は、平安保険からのスピンオフに当たります。金融からずらした生活領域でグッドドクター(好医生)をよく取り上げますが、平安保険が金融本筋で最も成功させているデジタルサービスがルーファックスです。
そう整理すると、途中で出てくる「中国金融投資網による中国ユニコーンTOP10」に新たに追加される黄色い7社は、アリババ系(アント、アリクラウド、菜鳥)、テンセント系(JD金融、快手、ウィーバンク)、平安系(ルーファックス)という、私企業の時価総額ランキングトップ3の陣営に整理できることになります。
うーむめちゃくちゃ面白い。なんとなくもやっと知っていたことを超明快に教えてくれる。板谷さんとパクさんすごいですね。朴さんと板谷さんによる信頼できるデータ。
中国政府による昨年の発表は164社でしたが既に200社超え。ただしとにかく大手子会社だらけ。一粒で2つも3つも美味しい、理屈よりも実利の中国ならでは。これはシリコンバレーでは絶対に無いアンビバレント。