「中国版Abema」マンゴーTV、番組作りはデータ使い内製で
日経ビジネス
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精神論じゃなく、外からの提案は、コミュニケーションが不足しがちで、そうすると魂が乗らなくなって変なことになる。これは現実に必ずあります。中が強くなるために、外は非常に重要ですが、最後は中で作る意識。藤井直毅さんの記事。
中国で一番ぶいぶい言わせているネット動画配信企業・マンゴーTVについて。
ネット番組の制作では、テレビ視聴率よりもはるかに細かく、スピーディーに視聴者の反応というデータを取得し、PDCAサイクルを回すことが可能に。
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我々は放送後、制作チームに対して番組のビッグデータ分析結果をフィードバックします。例えばどのゲストがあまりウケていなかったとか、弾幕(動画サイトへのコメント)の量やアクセス数はシーンごとにどうなっているか、といったことです。もしその番組の中でアクセスの谷を見つけたら次回は編集時にその人が映る部分を減らすといったことができます。そして逆に予想外に反応が良かったもの、例えば番組のこの部分が微博(ウェイボ)のホットトピックに上がってサイト外から多くのユーザが流入した、といったデータもすべて制作側に渡します。
こうして1年に2、3件のプロジェクトを経験すれば、制作チームもインターネット的なコンテンツ制作や運営に関しての深い理解を得ることができます。そうすれば彼らが手掛ける作品は効率が良いだけでなく、ユーザーを理解した上でさらに新しい要素を加えるといったことができるようになるでしょう。我々はコンテンツ面での制作側との結びつきにおいて競合である BAT(バイドゥ、アリババ、テンセント)よりもうまくやれていると思いますよ。