日本人の生産性の低さは「給料」を上げれば全て解決する
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注目のコメント
給料を上げれば全てが解決するわけではないが、有効な一打であると思う。
ただし、単純労働者の給料は下げて、知的労働者の給料を上げるべき。
言われたことしかやらないと給料が下がって、自分でスキルを身につけて新しい挑戦をする人の給料が上がれば、より勉強しより働こうと思う。
はっきり言って日本人は勤勉ではない。
言われたことを素直にやる人間は多いが、自ら学び自ら挑戦する人はごく限られている!
このままでは、どこかの国の奴隷のようになってしまう。給料を上げれば全てが解決するとまでは思いませんが、年齢や働く時間ではなく、アウトプットに対して評価があり、アウトプットが高いと給料が高くなるという考えにしていかないといけないですね。
また、働くことと人生は対立するものではなく、むしろ「ワーク」と「プライベートな時間」が合わさって「ライフ」が成り立つという考え方については、同感です。私もそう思いながらどちらか一方だけではなく、どちらも充実させて好回転させていきたいと思っています。「ワークライフバランス」と言う言葉がおかしいのはその通り。
何故なら
ライフ ⊃ ワーク
と言う関係が明白なのに、まるでワークとその他の生活のバランス、つまりワークこそが重要とする考え方に基づいているためです。
確かにワークによって人は人生を豊かにしていきますが、そのワークとは、何も経済活動だけではないでしょう。自宅の掃除や草むしりも立派なワークです。
従って、ワークライフハーモニーと言う言葉もどこかおかしいです。
さて一方で、この手の「給料を上げれば生産性向上し、GDPが上昇する」と言うデビッドアトキンソン氏のような誤った考え方をよく見かけてゲンナリします。
図示されている等式は、必要十分条件を満たしていません。
即ち「労働生産性」は、GDPを分子とし、人口を分母として【計算】される値です。
つまり、最初から通貨「円」を単位とした労働生産性なる値が存在して、これに人口を乗じるとGDPになる訳では無いのです。
端的に言えば「労働生産性(円)」なるものは社会に存在しません。指標として計算された値なだけです。
例えばニューヨークのラーメン屋は一杯2500円ですが、日本の700円のラーメン屋に比べて品質や作業効率が4倍近く高いでしょうか?日本のラーメン屋の方が遙かに高品質ではないでしょうか。
問題は労働生産性が低い事などではなく、日本に存在する総需要が政府の失政により徐々に縮小していってる事です。
要すれば、日本の市場に存在するマネーが徐々に少なくなっていってるのが問題なのです。
マネーの総量が少なくなっている中で、強制的に賃金を上昇させればどうなるか?と言う話でしょう。
その結果は、より激しいマネーの奪い合いと、勝ち組・負け組の明確化です。
また、二番目の式から相当に怪しくなります。
生産性=能力×集中力??
違いますよね?
生産性は資本装備率の一次関数です。
即ち生産性向上のために大切なのは投資により、資本装備率を上昇させる事です。
ちなみに資本装備率は97年以降ダダ下がりです。
これを改善する環境を政府が用意する事で、給料が上昇するのが正しい資本主義社会のあり方です。
投資せずに、従業員の「やる気」みたいなのに転嫁させてるのが、介護業界や飲食業界等のポエム系ですね。
※介護業界は報酬を政府が異様に低く設定しているのが原因です。