【ビジュアル】今知っておくべき、吉本興業と「裏社会」全史
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今回の騒動の中で吉本は、「普通の会社」の論理に当てはめて語られています。しかし歴史をさかのぼると、吉本は「普通の会社ではない」ことがわかります。
もともと反社会的勢力と付き合いながら成長してきたからこそ、それを断ち切るのに苦労した過去があるのです。脱暴力団を本格的に始めたのが2007年。わずか約10年前で、今はまだその途上でしょう。
もちろん、今の時代に反社勢力との関係は許されるものではありませんが、吉本の歴史を理解しなければ、問題の本質までつかめません。本日はその歴史を、図解で紐解きました。
ワイドショーを中心に、メディアはこぞって、吉本問題を取り上げています。NewsPicks編集部でも、このテーマを取り上げるか悩みましたが、今が「芸能界」というもっとも古い産業の転換期と捉え、特集することを決めました。
歴史や数字といった、経済メディアならではの視点も盛り込んだ、冷静な企業研究を試みたいと思います。本日から一週間、よろしくお願いします。反社との決別、経営の近代化を進めると同時に非上場化して株主をホワイト企業で固め10年。島田紳助さんを引退させるなど反社コンプラにはどこより力を入れてきた。それが認められ、SDGsなど政府関連の仕事も多くなっている。ところが今回、所属芸人が反社が関わる集まりに参加し、ギャラ受領についてウソをついたことは、築いてきたことを壊す痛恨のできごとです。反社コンプラ、契約などの見直しはじめ、改めてガバナンスの総点検を行うこととしています。
これぞ「芸能史」。
近代化の過程の中で、これまでの関係性を清算していく道半ばであるというのが露呈したので、そこを他社に先駆けて徹底的にやっていくことを求めていきます。
いずれにせよ、「反社」の存在自体が問題であり、それを組織や個人で対応していくのは限界もあるのは事実ですから、立法や行政へのさらなる厳しい働きかけも会社としてやっていくことが重要だ思います。