日本最大手の自動車メーカー、世界でもトップクラス。傘下に日野・ダイハツを有し、SUBARU・マツダ・スズキとも業務資本提携。HV技術をベースにPHV、FCV、EVを展開。北米を中心にレクサスの販売も。
時価総額
62.9 兆円
業績
2004年に日本電池とユアサコーポレーションが経営統合して設立。自動車・産業向け電池の他、非常用電源装置や太陽光発電システム等の電源装置の製造・販売を行う。鉛蓄電池に強み。
時価総額
3,187 億円
業績
トヨタグループ。フォークリフト等の産業車両事業と車両、エンジン、コンプレッサー等の自動車事業が主力。フォークリフト、カーエアコン用コンプレッサー、エアジェット織機で世界シェア首位。
時価総額
5.14 兆円
業績
インフラサービス領域(発電システム、公共インフラや産業向けソリューション等)とデバイス領域(パワー半導体、高容量HDD等)で事業展開。医用画像情報システム、偏光板保護フィルムなどで世界シェアが高い。
業績
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①2020年代前半というトヨタのロードマップは厳しそう、
今、電子部品各社がチップ型の全固体電池はサンプル出荷・量産あたりのフェーズにいる(下記にまとまっている)。ただ車載用途にはもちろん小さい。熱に強いので積層しても大丈夫(熱暴走しにくい)とも言われるが、チップ型のを積層するほど単純でないと思う。
https://newspicks.com/news/3725952
②充電特性(速度・劣化)は魅力だが、安全面はリチウムイオン電池とは違う論点あり。
車載はスマホ以上に充電特性が重要。ガソリンは数分で終わるのが1時間とかかかればやはりストレス。また製品寿命が長いので、劣化しにくいことも重要。これらは全固体電池のメリット。
安全面も全固体電池のメリットと言われる。リチウム電池は電解液の溶媒が燃えやすい(事故時の話)。全固体電池は溶媒を使わないので安全性が高いと言われていてその通り。ただ、硫化物系の電解質は、事故時に硫化水素が発生する可能性がある。酸化物系も開発されているが、特性としては硫化物に劣る。
③リチウムイオン電池も進化している
全固体電池は、安全面と重量密度が高い(今のEVは電池という重量物の塊)ことが期待されている。一方で、リチウムイオン電池も進化していて、負極にグラフェン(Samsungなど)やシリコン(EnovixやEnevate)を入れて容量を増やしたり、電解質を半固体にしたり(24M及びその技術を活用しているとみられる京セラ、①・②)。
液晶が帆船効果含めて当初想定よりはるかに進化したことも踏まえると、個人的には2020年は依然リチウムイオン電池の時代が続くと思う。
ただ素材系の研究は組み合わせだし、大量にエネルギーを詰め込んでいるので、量産までに安全性含めて様々な検証が重要で時間がかかる。だから2030年以降の可能性があるものも今からの研究開発が欠かせない。
なお、本記事でもコメントされ、①・②でも同様だが、電池に興味がある方はMatsunagaさんのフォローは必須!(いつも本当にありがとうございます!)
①https://newspicks.com/news/3994185
②https://newspicks.com/news/4008852
全固体電池が最も魅力を発揮するところは、電解液を有すLIBでは適用できなかった電極材、例えば負極用にリチウム金属、正極には高電圧系素材等を適用することで、エネルギー密度を大幅に向上させることにある。それによってEVの航続距離が大きく拡大すれば、本当のEVシフトが実現することになろう。
全固体電池の実現が意味するところは、電池部材のサプライチェーンを大きく変えることになる。正極系と負極系はともかくとしても、三菱ケミカルや宇部興産が事業展開している電解液、そこに電解質を供給する森田化学工業やステラケミファ、さらには旭化成や東レ、住友化学、宇部興産が優良事業として推進しているセパレーターが不要になる。
最終的には、リチウム電池の10倍以上の能力を持つ。充電は速いし、充電可能回数も増える。
不安定な再生可能エネルギーを安定したエネルギーにできる。
原発は必要なくなるだろう。
そこでこの連合が作られたのは期待大!
Well to Wheel で見れば環境面の優位性も?ということかな。
話はそれから。