米トイザらスが復活へ、年内に「体験型」の2店舗を開業
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この記事、流通業の人は読むべきですね。誰も潰れないと思っているような店が潰れる時代。アメリカには本屋もイベントカフェなどの複合型でないと生き残れない時代が長らく続き、一般消費財にもどんどんその流れが来ているようですね。。日本も量販店では電機メーカーさんが製品を置くために人を派遣したり料金を支払っていると思いますが、小売店舗が買って持って帰る場所から、体験型の場所になって受け取りは配送という世界になっていくのかと。モールなども大きな舵を切る必要がありそうですね。
主に家電を販売する実験的な店舗をカリフォルニア州パロアルトに開設した。「体験型」の同店では、メーカーは店内に製品を置くために料金を支払い、消費者は店内で製品を実際に試すことができる。仮に体験型と称する広告モデル店舗が流行るとして、いくつか感じる事を。話半分に。広告モデルが次の小売のモデルのように言われますが、ネットですら広告で溢れてるのに、リアルまで広告で溢れたら嫌だな〜と思ってしまいます。
1. メーカーの営業人員が削られ、広告宣伝費が増える
今までは、メーカーの営業さんが小売店や本部を回り、商品力をアピールし、粗利交渉をして、こんな販促物をつけるから、商品置いて下さいねってやっていました。それがこれからは、営業は小売本部を回らず、陳列場所を広告宣伝費として買うようになる。
2.逆に小売店がメーカーに場所を売込む営業増える
店舗の陳列スペースの全体を売ろうとするなら小売店にも営業部隊が必要。なにせ、場所を売り込まないといけないわけです。今みたいに蔦屋書店とかb8taが希少な店舗なら良いですけど、同じモデルが乱立したら、営業が必要。
3.小売店は作業員でも販売員でもなく、コミュニケーターの育成が必要だし、評価制度も変えないといけない
小売店は売りたい物を売ればよかったんですが、広告費をもらったらそうもいかない。でも、在庫がなかったらメーカーのウェブから買うわけだから、必ずしも販売員ではない。何というか、フワッした役割の人を雇わないといけないけど、評価する方法もない。
4.売りたい物を売って稼ぐのではなく、お金をくれる人のものを売る小売店になる
必ずしもそうとも言えませんが、テレビと一緒。スポンサーがある以上忖度が出るし、広告費をたくさん払う人の商品を売ることが優先される。
5.多分値段が上がる
マイクロのレベルで広告を打って多分効率悪いと思うんです。だってせいぜい半径数キロしか影響ないからです。それをマクロでやろうとしたら、お金いっぱいかかるような気がするんですよね。
まぁ、素人考えですが、僕は懐疑的です。わかるんだけど、ピンとこないんですよね。新しい小売の一形態であって、これが主軸になるとはあまり思えません。1つありかたとしては、とっても素晴らしいですが。いっぱい書いたからスッキリしました。日本だと「蔦屋家電+(プラス)」もb8taと同じ様な仕組みですね。普通に販売するより、低リスクで長期運営しやすいのでしょうか。
『CCCグループが新設「月額制で稼ぐ」家電店舗の勝算』
https://newspicks.com/news/3843970/