対韓輸出規制 韓国「非常に深刻で無謀な挑戦」(19/07/17)

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• 武貞 秀士

  拓殖大学大学院 客員教授

  ・2019年07月18日

  韓国政府と与党が緊急会議を開き、韓国政府高官が「韓日友好の根幹を揺るがす極めて深刻で無謀な挑戦だ。日本は不当な措置を直ちに中止すべきだ」と主張したとの報道。韓国政府がそれほど日韓友好を重視していたとは特筆すべきこと。この2年間、韓国が日韓友好を重視していると感じた日本人は多くないと思う。韓国をホワイト国外にする措置が「無謀な措置」であるのなら、もともと韓国をホワイト国外としていた欧州各国に対しても「深刻で無謀だ」と韓国が言わなかったのはなぜか。欧州各国の韓国に対する「ホワイト国外」という措置は許せても、日本の同じ措置は許せないということになる。つまり、韓国は日本に対しては常に特別の配慮を韓国に行うべきであるという発想があるから。その発想の源泉は、「35年間の植民地統治の苦しみ」という説明だった。「朝鮮半島近代化に日本が貢献した面もある」という説明は、現在の対日政策の根幹を揺るがすことになるので受けいれることができないだろう。日本人としては、水豊ダム、茂山鉄鉱山、羅津港埠頭、朝鮮半島縦断鉄道建設などの記憶はまだ残っているのだが。