リクルート株、1.6兆円分が売られる日
日本経済新聞
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コメント
注目のコメント
これはリクルートの歴史をそのまま示していますね。
株を保有している企業も事業に関係が深いところばかりですし、その金額が大きいところは、リクルートが過去経営が厳しい時は、紙媒体が主流だったことを物語っているのではないでしょうか?
持合い株は、海外企業でもないわけではないですが、総額の大きさとバランスの悪さが問題だと思います。
1兆5,600億円に対して、リクルートが持っているのは600億円に過ぎません。
また、発行済み株式の25%は大きいですね。
保有している企業は、取引先ばかりですから、これは計画的に減らしていく戦略的Exitを、リクルートがコーポレートガバナンスの一環として能動的にやっていくべきと思います。
個人的には、ガバナンス的には、凸版印刷の方が問題は深刻だと思います。時価総額6兆円を超えるリクルートホールディングスの政策保有株式は約1.6兆円にもなるのですね。コーポレートガバナンス・コードでは、政策保有株に関する開示ルールが厳格化され、政策保有株の削減に向けた方針を示すべきとされています。
既存株主の政策保有株式の潜在的な売り圧力による需給悪化懸念をどのように払拭していくのか、今後の資本政策に注目です。1.6兆円全部を自社株買いするのは、リクルートの財務的には厳しいと思う。今有利子負債は少なく、買収などを除いてFCFは年間1500~2000億円くらいだと思う(ざっと実績やその内訳を見ただけのざっくり数値)。さすがにその8~10年分を買い取るよりは、多少は買い取っても買収や成長投資に回していく方が、資金使途としても高いリターンが望めると思う。