【新】著者が教える、ファクトフルネスの思考法
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注目のコメント
消費者の受容形成は、本当に重要だと思います。
技術革新が進まないだけではなく、社会課題解決に寄与する技術であっても、社会に受け入れられず、なかなか広まらないケースが多々あります。
遺伝子組み換え作物(GMO)もそのひとつだと思います。
消費者受容形成のためには、技術の安全性、不確かさも含めて、隠すことなく正確な情報を発信し続けることが重要であると思います。
そのため、ミスリードさせてしまいそうな記事などは排除していくべきだと思います。
>恐怖本能やネガティブ本能に惑わされず、ファクトに基づいて理解することができれば、技術革新はもっと進むと思います。
>技術的には可能でも、人の感情が追い付かないために普及しない、ということは往々にしてあります。ビル・ゲイツが、全米の大学生に無料で配りまくったことで話題になった、100万部越えのベストセラー「ファクトフルネス」。その共著者に、インタビューをしてきました。そのエッセンスを3回にわたって紹介します。
わたしがインタビュー中に思い出したのが、トヨタの自動運転の取材のこと。自動運転の普及においてとても大変なのが、「AIの運転したクルマが人を殺した」という人間社会側の受け止め方だというお話です。データ上では、人間のドライバーのほうがはるかに危険なのに....というやり取りもしてきました。人間の脳みそが、いかにデータよりも、思考の習慣や思い込みに左右されるか、非常におもしろいインタビューでした。
NewsPicksの看板連載「イノベーターズトーク」は、新しい時代を先取りするような、先見性のある方々へのインタビュー企画「プロフェット」としてリニューアルします。どうぞ、よろしくお願いします。参院選も終盤ですが、政治にこそファクトフルネスが必要です。
例えば、子供(13歳未満)の犯罪被害はこの10年でいかに推移しているでしょうか。
①倍増
②変わらない
③半減
答えは③半減です。被害件数は平成20年に33,552件でしたが、平成29年には15,721件に減少しています。また殺人も同115件から65件に減りました。
社会は少しずつ前進していますが、現体制を変えようとする勢力は、どうしても「悪くなった部分」に焦点を合わせます。もちろん、まだ社会の中で変わるべきことはありますが、有権者として「ファクト」を見極める必要があります。