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全米のあこがれポートランド 「きれいごと」に本気で取り組む人がいる

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  • ボストンコンサルティンググループ パートナー&ディレクター

    ポートランドは都市計画の世界でも常に先進都市として取り上げられる都市だ。その起源は「都市成長境界線」を40年前に設定したことに始まると言われるが、「コンパクトシティ」を文字どおり実践することで、現在のような「全米のあこがれ」と言われるような都市を作り上げてきた。

    それは実際の街区設計などにも徹底的に実践されており、例えば1街区の1辺の長さが61mと短く、米国で一般的な122mの半分で、道路幅も20mと狭い。そして都心部は1Fに商業施設、2階以上には住居・オフィスを混ぜて配置するミックスユースの用途地域設定を積極的に導入されている。住人や訪問者が徒歩で移動することのできる「人間中心」の都市づくりを進めてきた。

    まあ、ポートランドの都市計画についての話は一晩かけても話ができるくらいなので一旦置いておくにしても、40年前に「都市成長境界線」を設定した時代よりも前から、ポートランドは当時のヒッピー層などをすでに惹きつける都市だったことも、このような「人間中心」のまちづくりを志させる基盤となったという話を聞いたことがある。

    そうして考えると、確かに大資本のチェーン店を嫌い、クルマ生活ではなく徒歩や自転車を好むというライフスタイルは、どこか1960〜70年代のヒッピーとも通じるものがある。

    日本で言うと、「意識高い」人たちと言えば、世俗的な成功を志して「オンラインサロン」に金と時間を献上する人たちというイメージが強いが、ポートランドの「意識高い」人たちはヒッピーの時代そのままに、さまざまな社会問題につながる多くの課題に、それぞれの立場で真面目に「きれいごと」に取り組んでいるというのが大きな違いなんだろうな、と思わされた。

    まあ、それは、潜在的に「金持ちになりたい、有名になりたい」という欲に囚われた日本の「オンラインサロン」で搾取されている層と異なり、ポートランドという街に住む人たちが、安定的な経済基盤を持ち、上昇志向とは異なる質的幸福を追求する、という価値意識を持ってるゆえなのかもしれないが。


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    WealthNavi CEO & Founder

    住んだことはないのですが、

    ・全米一の巨大書店があり、本好きにはたまりません。村上春樹さんがその書店を訪れた時の様子が、JALの機内雑誌「アゴラ」に掲載されていました。
    村上春樹「ラオスにいったい何があるというんですか?」
    https://www.amazon.co.jp/dp/416791056X/

    ・レストランも家族経営が多く、気さくな雰囲気です。オレゴンワインもとても有名で、地元料理と良く合います。

    ・ナイキの本社があります。大学のキャンパスみたいに広大で、中央に「日商岩井の碑」があります。そのエピソードが気になる方には、ナイキ創業者のベストセラーがお勧めです。
    フィル・ナイト「SHOE DOG」
    https://www.amazon.co.jp/dp/4492046178/

    ・ポートランドには、ちょっと変わった人が多い、と言われています。様子が気になる方には、この「ポートランディア」という短編ドラマシリーズがお勧めです。
    https://eikaiwa.dmm.com/blog/13235/


  • 朝日新聞社 メディアデザインセンター 部長

    全米住みたい街トップランクのポートランド。その秘密を、永田町の取材経験が長いベテラン政治記者が探ってきました。
    たくさんのカフェ、オーガニックで、議論好きで……そんな「美しい街」を支えているのは、住民の心のそこからのこだわりなのか、それとも「こだわり」という「きれいごと」へのこだわりなのか……?


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