法務リスクは正面突破。グーグルの「カウボーイルール」に学べ
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注目のコメント
インハウスローヤーです。
◼︎いけてない法務パーソン
・グレーゾーンを白にする努力を怠っている。
・新しいことをやるとき、「怪しい...」から入る。
・会社内に留まっていることが多く、業績を上げるスキルや人脈が人脈がなくても「それなりに」やっていけてしまっている。
・契約書レビューは否定的コメントだけして終了。代替案なし。
・契約書しか作れない。
・トラブル発生は現場のせい。
・コンプライアンスとリスクマネジメントを混同している。
・上から目線。
・学者肌。
・顧問弁護士との仲介役。
・英文契約書が読めない、作れない。
◼︎いけてる法務パーソン
・新規事業立上げ段階から「一緒に打合せ入ります!」。
・契約書レビューのコメント欄が熱い。代替案が1つだけに留まらない。
・会社のビジョンを理解し共感している。
・フットワークが軽い、レスが早い。
・電話には出てくれるけどしてくることはない。
・外部勉強会やネットワーキングで情報を仕入れつつ、部内にわかりやすく説明してくれる。
・グレーゾーンは残さない。
・明日から事業部に異動となってもやっていける程ビジネスモデルに詳しい。
・ストップをかける時、何かをすべき時はどの法律のどの条文が問題となって、どんな解釈がされているかを誰でもわかるレベルで説明してくる。
・意思決定ができる。
特に意思決定ができることは法務部のイメージから遠いかもしれませんが、それだけで重宝されます。
もちろん、結論を支える根拠はそれなりのものが求められますし、必要なリサーチ量、責任もそれなりのものが伴います。
ですが、法律という会社の存続を左右しかねない権利義務関係を扱う以上、「法務的意見」だけ述べて終了、という訳にはいかないでしょう。
ちなみに、いけてるいけてないいずれの法務パーソンも実際にいるので面白いですよ。
私の周りにいるいけてる人たちは本当に尊敬しています!
また、年収は事務所より稼げたりしますし、時給換算したらかなり良いのでは...社内弁護士の平均年収が1000万以下というのが驚愕でしたが
・あれダメこれダメ ビジネスを低速化する指摘マンは士業であれ並みのサラリーマン報酬 むしろ社内評価により押し下げられ
・メルカリの上場突破など法的グレーを白に、いやオセロのゲームなら黒を白にして市場総取りするパフォーマンスを発揮する社内弁護士ならビッグファームにいるより稼ぐ
インハウスかビッグファームか所属は古く
個の能力、パフォーマンスによる報酬二極化は進みそうですね。コンプライアンス部長に相談を持ちかけようとして、「こんにちわ」と挨拶したら「困ります!」と断わられた某大手証券の知り合いがいます(笑)。
「コンプラと泣く子には勝てない」と言われる現状にあっては、日本企業のアニマル・スピリットが萎縮するのも当然かもしれません。
しかし、物の見方を180度変えれば、見えてくる景色もガラッと変わります。
「立法爆発」のリーガルリスクをビジネスチャンスに変えていく。そんな発想の転換が求められているという話題をお届けします。