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【潜入】2年間AIの勉強だけ。ダイキン「社内大学」への覚悟

NewsPicks編集部
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    東京大学 大学院情報理工学系研究科電子情報学専攻 教授

    優秀なAI人材は「卒業と同時に蒸発する(高給を提示されてすぐに引き抜かれてしまう)」といわれる時代です。日本の多くの大学は欧米の大学のように人気に応じて学科の定員をドラスティックに変えることをしないプライドを持っているので、産学連携でカバーするという解にたどり着いたのでしょうね。

    すでにされているかもしれませんが、内情を存じ上げないので思ったことを。

    これ、ある程度講義を受けたあと、チームを作ったりラボを作ったりして、思い思いの演習ができるようにすると面白いかもです。対象とする課題は社内のデータでも社外のものでもよい。もしかしたらトップとまではいかなくても名のしれた国際会議などでダイキンの名前が並ぶ日が来るかも。

    事例を一つご紹介。私は入学したての大学1年生にプログラミングと、それを使って数学・物理のシミュレーションを行って可視化するという講義を行っています。つい先週の金曜日が最終日で発表会があったところでした。一位をとったチームのお題は「渋滞発生のメカニズムと自動運転の効果について」。いろいろと数式を立て、条件を変え、偏微分方程式を使った物理シミュレーションで学生らは渋滞学で有名な東大・西成先生とほぼ同じ結論を出しました。

    ・前の車がブレーキを踏んだことに気づくのが遅れて強めにブレーキを踏んでしまう
    ・これが後続の車にどんどん影響して間隔が詰まっていき、渋滞が発生する
    ・渋滞を抜けた車が遅れを取り戻そうとスピードを出してしまい、また前の車と間隔が狭くなるので更に別の場所で渋滞が発生する
    ・なので車間距離のコントロール(ある程度開けておくこと)が重要
    ・前の車がブレーキを掛けたことをいち早く察知する自動運転の車が一般車に混じって50%ほど存在するとほとんど渋滞が生じなくなる

    これをCGアニメーション付きで実演してみせるのです。大学1年生ですよ?講義第1回目の自己紹介のときには「プログラミング未経験なので不安です」と言っていた子たちが、Linux使ってPython使って半年でですよ?

    そんな子たちにまとめとして「うちのラボでは4年生が1年間必死で研究すると企業にライセンス提供できるほどすごい技術を作れることも多い」と紹介すると「えー、すごい。行ってみたい。」と更に目を輝かせていました。若い人たちの可能性や熱量って本当に素敵です。


  • ダイキンの大胆すぎる人材育成の裏側に潜入しました。

    最初は純粋にうらやましい!と感じた社内大学ですが、当の生徒たちはプレッシャーも感じており、「『楽ができていいよな』と大学時代の同級生に言われて腹が立ったので今猛勉強している」といった、なにくそエピソードもあり。まだまだ未知数ですが、ポテンシャルも無限大です。

    また、ダイキンの経営陣はここ数年「自前だけでは立ち行かない」と赤裸々に話し、潔く他業種とコミュニケーションをとっています。勢い著しいABEJAなどの企業と比較的早い段階で協業できていたことも大きかったはず。

    さまざまな業界が注目しているであろうこの社内大学制度。引き続き今後も生徒たちの成長を追いかけていきたいと思います。


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    埼玉大学経済経営系大学院 准教授

    AI人材のMake or buyのmake側を実践している例だが、単に「優秀な人間を育てる」というだけにとどまらない点が面白かった。

    「ただ、まだ開講して2年目なだけに、不確定な要素も多い。
    例えば、2年間給料をもらいながら学び、その後すぐに辞めてしまう「リスク」がある。
    板谷氏は、「(退職リスクについては)丁寧に何度も面談を重ね、配属時にミスマッチが起きないようにやりがいを持てる事業を見つけてもらう」と、あくまでコミュニケーションによって人材の定着を図るしかないとしている。」

    やはりこの点が大事な点だろう。
    定着するための働きかけも大事だろうが、もっと大事なことは、自分が得た知識や能力を実際に仕事の中で活かしながら、さらに深めていけることができること、つまり、ここで働くことが自分の成長の実感につながる、自分の仕事人生で自分は主人公になれている、という実感だろう。
    個々の人間の能力を育てても、活躍の場がなければ辞めるのは不思議ではない。
    しかし、これを単に会社の仕組みや、旧来の仕事をしてきた人の「後進性」のせいにしても何も解決しない。もちろん、組織を変えていく取り組みは経営・人事の大事な仕事であるのは言うまでもないが。
    できれば、こうした人材教育の中に、自分を組織の中で活かす力の育成も盛り込んでいくとより良いと思うし、どうもそれをやっている様子が垣間見える。少なくともそれが大事だということは感じているようにも思う。
    そのあたりにフォーカスしてもっと知りたいと思った。


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