「ドンキ」小売り5位に 運営会社の前期営業益、ローソン超え
日本経済新聞
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ドン・キホーテの既存店売上高は1.2%増加しており、ユニー完全子会社化の影響を除いても伸びているとのこと。インバウンドの影響が大きそうですが、それができるのも店頭の力の強さのおかげと思います。
ドン・キホーテは店舗での購入体験を追求しており、ECからは撤退、デジタルはあくまで店舗の力を上げる手段と割り切る方針を出していました。↓の記事ではデジタル実験店について言及されていましたが、その後どうなったのかな。
https://newspicks.com/news/3258277/
ドン・キホーテの方針を見ていると、テクノロジーで店を楽しく・便利にするという発想で、効率化を図ろうとしがちな国内小売の中で特徴的だと思います。どちらかと言うと中国のニューリテールに近い発想に見えます。ドン・キホーテの躍進は、従業員のエンパワーメント。
各店舗の店長、売り場責任者に、権限と責任を与えているのが、強さの源泉です。
バイイングは、集中購買でなく、各店発注。
渥美俊一先生でなく船井幸雄さんの考えのような、個店主義がすごいのです。ドンキの売り上げ比率の10パーセントが訪日外国人。調子の良さそうな店舗はほぼ全てインバウンドを受け入れやすい立地。それでも出店の高速PDCAは凄まじく、住宅地よ世田谷にこないだできた大型店舗、これもダメだとわかるや一瞬にして閉店。出店とMDの高速回転ができるのは、自社運営店舗だからだし、場合によっては自社不動産だからダメならさっさと閉めて不動産業やればいい。そんなPDCAを回しやすい環境を作り込んでいるのが凄いのよ、この会社。