交渉のプロは、自分の「怒り」をうまく利用する
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このケースは
「怒り」というより「本気」。
「感情的になる」というより「本音をみせる」。
と言い換えれると思う。
「怒り」で「感情的」になってる人のスピーチは全く刺さらない。
喋り手は、今降って湧いたような言葉を並べてるので、整合性、脈略がない。
聴き手は中身より「怒られた」という事実だけが残る。
すっごい似てて、非なるのが「本気」で「本音」を語るスピーチ。これはズバズバ刺さる。
喋り手は普段から思っている事、考えてる事、つまり「本音」を喋ってるので、中身は推敲され、ロジックは整っている。
そんなコンテンツを表情、語気を強めでいう事。
それを聴き手は「この人本気だ」と思う。
本気の人を無下に扱う人はそうそういない。
「向こうが本気なら、こっちも本気」となるのが常だと思う。
すると、みんな本気で話を聴いて、結果スピーチの浸透率は高まる。
これパッと思いつく人は、トランプさん。
彼の政策やコンテンツは置いておいて。
スピーチはかなり「本気」で「本音」だと思う。
怒ってるように見えるけど、しっかり強弱をコントロールしてる。
そもそも「怒り」と「感情」的にスピーチしても大統領になれない、多くの人に彼のスピーチが刺さったのは「本気」で「本音」だったからじゃないかな。
あ、あと橋下元大阪市長、小泉元首相もだ。
彼らのスピーチは刺さる。人は論理でなく感情で動きます。
つまり、こちらの感情を表現することであちらの感情に訴求する。論理で凝り固まった議論には、感情から始まる本質的な動機について言及することが有用的な場合がある。
『人を動かす』ってほんとに難しいと感じました。
日本人は相手を察する文化があり交渉は苦手と言われております。日本の良さではありますが、ビジネスではそうでありません。使い分けられるようになりたいです。たしかに、交渉の場では「キレる」という感情を表に出した方が上手く目的を達成出来ることがある。
そのためには状況を俯瞰して見る必要がある。ただ、感情を使えば良いという訳ではなく、第三者的視点に立って自分をコントロールしなければならない。
そういった状況を俯瞰するためには知識と経験が必要だ。日常生活においても、ただ第三者的視点で物事を判断しようとしても難しいことに気づくだろう。
しかし、自分を自分から切り離して俯瞰して状況判断することは日々の習慣で身につくものでもある。
海外ドラマのSUITSでは、ルイス・リットが状況を俯瞰できず感情に身を任せ、目的とは真逆の結果になってしまうことがあるので、参考になるかと。