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副業を許さないわけではないが反社は絶対に認めない。
芸人との契約は「ある」。
でも自由・自立させる。
その間にリスクがある。ただ、吉本が会社としてそのリスクを負うから、芸人が会社を通すメリットがある。
それでも、「道半ば」。
ぼくも社外取締役として、半ばの道を前に進めるよう努めます。
でもこのインタビューの値打ちは、それを超えて、芸人とマネジャーの信頼関係や距離感などを語る後半部分にあります。
芸人と現場への愛情が本件の本質であると、ぼくも考えます。
──例えば先ほどの「諾成契約」を、これからちゃんと書面にするつもりは。
ない。それが吉本らしさだと思っていますので、僕は。
──「吉本のギャラが安いから副業せざるを得なかった」という不安や不満があったのでは。
そこは芸人たちが、会社に対して甘えているというか、懐いているというか。そういうつもりで聞いてます。
契約書がないのが嫌なら、辞めるなり、よその事務所に行けばいいことで。よその事務所に行ったからって、足を引っ張ったり、悪口を影で言うわけでもないので。
この説明は、記者会見では通らず、火だるまになると思います。記者会見は、その説明がどこまで社会に通じるかの試金石でもあります。会見によって組織は鍛えられる、というのは決してメディアの勝手な言い分ではないと思っています。
そして、芸人さんたちが声を上げる「吉本には契約書がない」問題。すべての疑問を大崎会長にぶつけてきました。
NewsPicksとの対話90分のエッセンスをお届けします。
全体的に誠実だし、ユーモアもあって、素晴らしい。
一点だけ気になったのは、たけしさんの話のくだり。結構本気でお怒りなんだと思います。
あなたのようにこの世界にこれだけ長くいて活躍されているなら、分かるでしょう?と同業で頑張ってきたもの同士だからこその腹だちを感じました。
とはいえ、多分たけしさんって、経営のこととか何一つわかっていないと思うんですよね。そもそも。
あと、たけし軍団の皆さんの闇営業がどれくらいあったのかなど把握もしようとはされていないでしょうし。
そういう意味で根本的に立場が大﨑さんとは違うけれど、同年代で同じ業界で戦ってきたからこその哀しみのようなものを感じました。何となくですが。
というか、僕だったら哀しくなるなと思いました。
追記
基本的に、僕は事務所に所属していませんが、妻が代表を務める会社に、広報業務を請け負ってもらっています。で、その会社は、メディアへの出演で放送局と契約書を結んだことが一度もありません。ちなみに、その前の個人で受けていた時も一度もありません。
出版なんて最たるもので、出版する前に契約書を結んだことがありません。
これ、おかしくない?
と思いますが、結局それがメディアの商慣習です。
ちなみに、プロピッカーに関しても契約書を結んでるとは思えないんですが。。。(記憶違いでしたら申し訳ないです)
ほとんどの番組やイベントに吉本芸人が出演している現在、社会的責任が会社にも求められます。
やはり人は、敵対的な姿勢の質問を雨霰のように細切れにされただけでは伝えきれない主張がある。言葉尻だけを切り取られては伝わらない意図もある。「火だるま」にすれば真実や真意が引き出せるわけでもない。こうしてじっくり座って話を聞き、相手の主張を引き出し、言葉尻を切り取らずに長文で伝えるという形のジャーナリズムの価値は大きいと思いますし、とても好感が持てます。ぜひNPや旧来メディアも、このような誠実な「特ダネ」をどんどん作って欲しい。
今回の吉本の件は様々な意味で時代の変遷を体現している。同様に、今回のインタビューの相手に大手新聞社ではなくNPが選ばれたのも、また記者会見にこだわらないスタイルのジャーナリズムを実践したのも、時代の変遷を体現しているのかもしれません。
そうは言った上で、大崎さんの言い分に共感できるものはあまりありませんでした。僕の今の職場はもちろんちゃんとした契約書はありますが、ちゃんと手続きを踏めば副業も副収入もOKです。自由を縛るかどうかは、契約書のあるなしではなく、計約の内容いかんです。
このようなスタイルのインタビューを、どちらかといえば保守的な思想に寄っているNPの多くのピッカーが毛嫌いする対象、たとえば韓国の大統領、枝野さん、山本太郎、朝日新聞、そんなところにもどんどんぶつけて行って欲しいと思いました。
メディアに対していつも思うこと。「俺は国民の代表だからエライんだ。汝、取材先は俺の都合を聞かないと許さんぞ」ってのがメディアの多く。
つまり、メディアはほぼ常に上から目線なんです。また、きっちり調査、勉強して取材に臨む良質なメディアがある半面、ロクに勉強せず、あるバイアスをもって好き放題に聞く人も少なくない。
それに記者会見。ありゃ、元祖ブログです。炎上を前提の。記者会見絶対主義は、記者さん側の自己満足に過ぎないと思います。取材先のことなんか考えもしない。
「オレたちは国民代表なんだ、おまえの事情なんか知ったことか」昔、接待疑惑問題で、検察庁で事情を聴かれたときに、エライ検事さんに対して抱いた印象を思い出す。なんでも、会見、会見と叫ぶ姿は、はたから見て、滑稽というか、儀式というか、自慰行為というか。
池田さんはこれらをしっかり踏まえて、丹念に、かつ「取材される」、「書かれる」という意味の大きさ、重たさを認識して、インタビューされていますね。
好感度大。そして高感度。したがって、記事もとても面白く、参考になる。
NewsPicks、また新次元に入ってきた思う。どんどんこういう記事をお願いします。
人間は嘘をつくもの、も確かになぁと思うし愛を示している。
しかし線引きは大切。身近な仲間が傷つく嘘は残念です。
これが吉本の危機管理広報戦略。