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次期IMF専務理事、欧州出身者の選任望む=EU高官

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    野村総合研究所 金融デジタルビジネスリサーチ部 シニア研究員

    米国が様々な反対を押し切ってMalpass氏をIBRDの総裁にした以上、EU側としてはIMFの専務理事は死守するということだと思いますし、それ自体は合理的な主張に見えます。

    ただ、記事が示唆するように、任期満了の近いCarney氏が資質や適性の面で偶々候補に浮上するというのも、EU側にとってはBrexitの混迷に伴う新たなとばっちりとも言えます。

    本人の希望を措くとすれば、私は、Carney氏はBrexitによる英国の金融経済への影響が一段落するまでは、BOE総裁の座に止まる方が望ましいように思いますし、その方が上記のようなねじれは回避できます。


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