【秘話】「20億人のための金融サービス」を作る日本人の野望
コメント
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ドレミングの高崎です。多数のコメントありがとうございます。
皆様のコメントが励みになり、活力になっています。
実は、仕事を頑張れば頑張るほど、「労働者(生産者)が報われる社会」を創りたい想いが全ての根底にあります。
モスバーガー時代、「どうしたら従業員のモチベーションを高めることが出来るか?」「どのようにすれば公平に従業員を評価でき、それを可視化できるか?」常に考えていました。
その想いが弊社のシステムにも反映されており、きつい・汚い・危険な作業をしている時は手当が付いたり、時間毎に時給が変わることで、ピーク時のモチベーションを高める仕組みは、世界で当社しかありません。
銀行口座も持っていない、クレジットヒストリーも無い労働者にとって、日々の頑張りがシステム上で評価され、労働履歴が蓄積されることで、正規の金融機関が、これまで金融サービスの恩恵に預かれなかった労働者に対して、少額の融資等、金融サービスの提供が可能になります。金融機関にとっては、これまでリーチ出来ていなかった潜在顧客になります。
労働者にとっては、日々の頑張りが、より安価で、優遇された金融サービスにアクセスできるという形で報われます。そうすると自然とモチベーションが上がりますよね。これまで金融サービスを受けられなかった労働者が、分割払い等でSamsung Galaxyが購入出来たり、正規なローンでバイクが購入出来たら嬉しいですよね。
お金の必要時や緊急時に、働いた分の給与でタイムリーに賄う事ができれば、雇用主が感謝され、従業員がハッピーになりますよね。ハッピーな従業員が接客すると、お客様にも伝わるので、雇用主にとっても大いにメリットがあると考えています。
「どのようにすれば労働者のモチベーションを高められ、労働弱者が報われる社会を実現することが出来るか?」本日もこの問いに真摯に向き合い、問い続けることで、新たなビジネスアイデアが次から次へと湧き出ています。
注目のコメント
銀行口座よりもスマホの電子マネーのほうがリアルタイムで残高や、出入金を可視化できますよね。
貧困層にとって大事なことに、ファイナンス・金融リテラシーというのがあると思います。可視化やモニタリングは、その一歩です。
トマ・ピケティが指摘したように、人が労働して稼ぐよりも、お金にお金を稼がせたほうがワリがいいわけです。これはもう証明されてるといってもいいので、富裕層はより富裕層になるわけですね。
文中の中で、保険やローン商品を提案したいというのもありますが、その日暮らしの方々に、中長期的な視野の金融リテラシーもこのサービスを通じて伝えられたら素晴らしいと思います。
ところで、メルカリで売ってメルペイで払えるというのは、日本でその日暮らしの方々に強い味方ですね。
私は中国で外国人が銀行口座作れない問題が切実です…。(銀行口座がないと、各種アプリも使いにくい)日本にいると気づかない"銀行口座を持てていない"Unbankedと呼ばれる層の話。世界のFintechのサービスにも、Unbanked問題の解決を目指しているものが多くあります。
日本ではまた別の問題があったり、インフルが整いすぎていたり、などありますが、手数料の問題はかならずどこにでもあります。
いまのFintechのビジネスを展開している企業も、搾取をしたいわけではなく、現行の仕組みと決まりの中で考えうる最善策に取り組んでいます。
ドレミングの哲学は哲学。そしてFintech含めて、誰のどんな問題を解決するのか、またどうそれを進化させていくのかが大事だと思っています。その日働いた分の給与はすぐ電子マネーで受け取れるというサービスを開発している高崎さん。
高崎さんは1990年後半、JRがSuicaを開発していた頃から「給料を電子マネーに振り込めたら便利なんじゃないか」と考え、当時のJR東日本社長に手紙を書いていたそうです。インタビューの際にも色々なアイデアが飛び出し、世界各地の中央銀行が話を聞きたがる理由がわかった気がしました。今後の展開も引き続き取材したいと思います。