予測マシンの衝撃―トロント大学「創造的破壊ラボ」が示す、AI時代の経済予想図
コメント
注目のコメント
現代の機械による予測の凄さは、その精度の高さというより、人間が興味を持続できないものまで、熟練者並みかそれを超える精度で予測が可能という点にあると思います。
つまり、通常採算が取れないような領域まで予測専門の人膨大な数雇える、と言ったイメージ。”現在のAI(機械学習)”において、「予測」が最も価値を生み出している、のはその通りです。でも、ビジネス価値を生み出すのは、予測そのものよりも、その先にある「最適化」ですね。分かりやすいのはAmazonの購買予測や、Uberの需要予測です。予測の結果として、収益最大化プランが立てられ、商品レコメンドや配車最適化が、マネタイズにつながっています。
また、もう少し将来には「制御AI」や「設計AI」が、大きなビジネス価値を生み出すでしょう。何気なく使っている言葉の定義に感興をそそられました。「予測とは、欠落している情報を補充するプロセスである。」
「がんが見つかった」に関しては人間、「がんが見つからない」に関してはAIに旗が上がるというのも面白い。それらを掛け合わせる「認知的分業」が今後の発展方向なのでしょうね。すごく合理的で納得。
「決断」「行動」が人間らしさならば、もっと人間の感性を磨いて「実行」していかなければならないなと思いました。