今なぜ海外で「シティ・ポップ」が大人気なのか? 火付け役に聞く
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注目のコメント
ずっと気になってたことを柴さんがまとめてくれました。ありがとう!
3つの意味で、これからの日本にとって示唆的な話だと思います。
日本がこれまで日本人だけで味わってきた文化には、実は国際的な価値が眠っているということ。
そして、その基本にあるのは、文化的な蓄積に基づく洗練さや多様性であること。山下達郎や竹内まりやは良質なポップスとして70年代に支持を集めましたか、音楽的に深さも持っています。
最後に、それを評価して海外に広げてくれたのは日本人ではなかったという事実です。
シティポップに限らず、日本には宝の山が眠っているはずです。ストリーミングサービスは、グローバルでテストマーケティングできるツールという側面を持ってます。日本のレコード会社は、全てのカタログを配信してトラッキングすべきです。人気が出た国で、ローカルのアーティストにカバーを働きかけましょう。メタデータをちゃんと付けるだけで
コストかけずにすぐにできることです。執筆担当しました。
山下達郎や竹内まりやが海外の音楽ファンに受けているという話は日本のメディアでも目にすることが増えてきましたが、その背景をきっちり取材した記事を数ヶ月準備していて、ようやく出せたといった感じです。Winkや杏里やラ・ムー(菊池桃子)にまで再評価の波が及んでいるというのがポイント。
あと、記事にはフジパシフィックミュージックの三浦圭司さんにもご登場いただいたのですが、ボカロ初期の動きを取材していたときと全く同じ感慨として「著作権的にグレーなものをただ問題視して落としてしまうのでなく、それを権利者側とつないで公式のビジネスにしてしまう大人」の存在は、こうやって新しい文化が生まれているときに、ちゃんとリスペクトされるべき存在だと思っています。Newspicksに、こういった音楽ムーブメントの良記事が上がると、DJとしても活動している自分としても、凄く嬉しく思います。
今、間違いなくシティ・ポップは、若い世代を中心に、その魅力を再評価されていて、先日、サカナクションがMステで披露した「忘れられないの」のPV再現も、完全に杉山清貴&オメガトライブの世界観そのままだったり。ファッションにも、その傾向が少し反映されているようにも感じますね。
アイドル全盛・EDM全盛の時期を過ごしてきた20代後半〜30代よりも、今の10〜20代前半の、比較的若い世代のほうが、サブスクの普及も相まって、音楽への理解がより深い気がしています。本当にいろんな音楽をよく聴いているなという印象。