情報の「3点チェック」をしていますか（関沢英彦）

コメント

注目のコメント

• 井澤 寛延

  株式会社インターネットイニシアティブ ビジネスリスク・データ保護コンサルタント　CIPP/E 中小企業診断士

  ・2019年07月03日

  当たり前のようで、実はちゃんとできる人が少ない「情報のお作法」です。特に3点目ができる人が極めて少ないと思います。より正確には、どんな情報があれば必要な意思決定ができるかの視点で情報を取り扱うことです。「情報は状況判断と意思決定のためにある」というのが、あらゆる情報リテラシーの根本原理です。
  
  前職の自衛隊では情報（インテリジェンス）分野に長く勤務しましたが、お仕えした中で真に情報とその使い方を理解していた指揮官や上司は、経験上数えるほどしかいませんでした。そのような指揮官や上司は、「自分はこういうことを判断したいから、それに必要な情報を分析報告せよ」と、明確に指示される方が多かったです。一方、必要以上の情報や、意思決定に関係ない情報まで集めさせるうちに時間が過ぎ、結果として情報価値が低下したということもありました。
  
  情報の価値と質は、最終的には使用者の資質と能力によって決定されるというのが、私の経験則です。