ウォークマンに学べ 40年目に響く盛田氏の「教え」
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ワークマンかと思って読んだらウォークマン。
昔なら絶対に間違えなかったけど、ワークマンのブランド価値が上がり、ウォークマンのそれが下がったということか。
現代の若者はウォークマンという単語すら知らない子も少なくないのだろう。
注目のコメント
40年前に生まれたウォークマン。日本のみならず、世界を変えた日本初の商品です。まだ、モバイルと言う概念が無かった時代。「音楽を持ち出す」というコンセプトは、先進的過ぎて、社内でも理解されませんでしたが、当時の盛田さんが大きなサポーターとなり、社内外で支持を得て、世界に広がりました。
前職でウォークマンの40年の歴史のうちの15年をウォークマンの商品企画として、商品化をリードしてきましたが、2001年に発売されたiPodにコテンパンにやられ、何度も撤退を覚悟しました。
ランチェスターの弱者の戦略を取り入れ、日本の若年層にフォーカスすることで、シェアを徐々に上げていき、日本では、No.1になりました。
スマホの時代になっても、圧倒的高音質を提供することで、生き残る事が出来ました。今ではiPod以上の存在感を出しています。現行機種の一つであるスポーツ利用に特化したヘッドホン型のウォークマンは、私の思いつきから生まれたもので、スマホで音楽を聞く時代にも廃れていません。
ウォークマンは、「イノベーションは技術だけではなく、発想からも生まれること」を証明しました。このような流れの商品やサービスが日本から生まれることを願って止みません。iPodは21世紀のウォークマンだ!
僕がアップルに入り、日本市場でアップルを復活させるために、iPod miniを仕掛けようとしていたとき、スティーブ・ジョブズからこう言われました。
ソニー出身の僕にわかりやすくというのもあったと思いますが、スティーブはソニーが大好きでしたから。
盛田さんが亡くなったとき、スティーブは基調講演で追悼のメッセージを述べたことも知られていますね。およそ30年前にカセットテープのWALKMANを初めて買い、およそ20年前にMD WALKMANを買い、10年ほど前にポータブルプレイヤーの WALKMANと使っています。
ポータブルプレイヤー WALKMANを買って初めて聴いた時、周りの騒音がふっと消えてとても高音質で再生されて感動しました。
日本の技術は今後も日常に感動を与えてくれるものであってほしいです。