増加する海外M&Aはなぜ行き詰まるか、最前線から見た日本企業の問題点
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注目のコメント
弊社は海外だと香港とタイの会社をM&Aさせて頂きましたが比較的PMIはうまくいってるかなと思います。それはビジネスを完全に理解してたし、買収後の伸ばし方をイメージできてたことは大きいかと思います、だからスピード感のある統合が実現できているのかと。
あとはM&Aする会社の経営者といかにタッグを組めるか。社長を仲間にできることはM&Aの1つのメリットですが彼らといかに連携できるかは肝だと思います。まさに今、海外M&Aを行いそのPMIを実行している身として感じるのは、そもそもM&Aの成功の定義がなされていない中で感覚値の議論が世の中に多いということ。
私は約14年間外資系証券会社として数多くのM&Aに関わりましたが、まさに記事に書いてあるように投資銀行(FA)の仕事はクロージングまで。従って、案件がクロージングする事はミッションの完了を示すので、ある意味、FAの世界では案件がクロージングする事は成功を意味します。
一方で、企業にとっては買収後が本当のスタート。今までの日本では買収までにスポットが当たりすぎでいて、もっと買収後の軌跡をしっかりと追う事で様々な知見をためないといけません。その中でM&Aの成功とは?という議論がなされ、そこから始めて問題の在り処が見えてくると思っています。そもそも、企業としての意思決定過程が違うから、単純には比較できないと思う。
また、分析の視点が古いし、直感的すぎるような気がする。
拙速は慎重に勝るとでも断言されるなら別だが。
この手の分析では、「成功・失敗て何」という根本的疑問がつねにつきまとう。