日本人はなぜ「論理思考が壊滅的に苦手」なのか
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デービッド・アトキンソンさんの「日本人の勝算」はおもしろいですよ。
少子化にともなう人口減少というデカイ問題に対する超シンプルな処方箋をこれでもか!とわかりやすく、しつこく(笑)提示してくれます。
日本愛が強いだけに日本人にとって耳の痛い話を率直に突いてくれているのですが、そこがいちばんありがたいと思うんですよね。
私は日本在住の外国人には日本にいる間は建設的な批判を率直に直言し自国に戻ったら「日本ってイケてるよ」と宣伝してほしいと思っています。
いちばん困るのは、日本にいる間は黙って耐えて、自国へ戻ったときに「日本って最悪」って愚痴られること。
引き続きアトキンソン節を炸裂していただきたいです。「分析しないのがダメ」なのはその通りだが、デビッドアトキンソン氏も出口氏も、共に分析結果が誤っているというギャグのような記事になってしまっているのが残念・・。
デビッドアトキンソン氏をはじめとした人口ボーナス/人口オーナス論は、風評の類。そのように主張するならば、世界の人口動態と経済成長率での相関を取って立証すべきだ。
人口の増減が経済成長の増減の大きな要因だというのは、思い込みなのではないか?
事実は「収穫逓増の社会では、人口の増減と経済成長の増減は関係ない」。
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「自分の経験(エピソード)や思い込みだけで物事を判断」している!と日本の経営者をディスっている当人が、「自分の経験(エピソード)や思い込みだけで物事を判断」しているというね・・。
日本人に論理思考がしっかり備わっていないのは、
・20年間もデフレーションが続いているのに、全く同じ構造改革の方針を「むしろ強化」する方向に多くの国民が向いている。
・さしたる論理的な合理性もないのに大阪都構想が持て囃される
・さしたる論理的な合理性もないのに「MMTが主張していない事実」をもってMMTが批判される
等の事実をもってすればさもありなんですが、これらの内容は、日本人だけに該当するものではありませんね。
また記事では「選択と集中」といった、まさに「構造改革路線」を推奨し、東京をエンジンにすべきだ、としていますが、これこそ愚の骨頂。
日本は震災大国という事実を無視して、経済的な合理性だけで判断する事など、「(いにしえからある)経験をおろそかにした意見」。
従って、このお二方は、「自分の経験(エピソード)や思い込みだけで物事を判断」し、データに基づく論理的な思考も、過去の経験からの検証の思考も持ち合わせていないと判断せざるを得ない。考えないで思い込みで判断する方が楽だから。
そして、役職が付いていたり年長者というだけで、意見が尊重されるので、どんどん考えなくなります。
自分の立場が上になればなるほど、論理的思考など深く考えるようにしたいものです。