なぜレクサスは世界で愛されるのか。「CRAFTED」の現場に潜入する。
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今月、豊田から福岡までレクサスの海外メディア用向けプレスツアーを追っかけながら取材した連載第1回が公開されました。当然、ガイド音声は英語(と中国語)。日本にいながらも海外取材のノリになかなかテンパりました
個人的にいちばん驚いたのは(記事中には反映してませんが)塗装工程。ラインに流れてくるランダムなボディ形状とカラーリングに対し、塗装する空間を区分けることもなく塗り分けちゃうんですね、いまどきは
注目のコメント
レクサスの「人間中心主義」や「CRAFTED」とは何なのか。今月頭に行われた海外プレス向けツアー「LEXUS CULTURAL EXPERIENCE」に同行して取材してきました。関係各位へのインタビューを終えた今となっては、彼らのものづくりに対する姿勢への敬意と共感しかない。
たとえばレクサス車の顔であるスピンドグリルも、コンピューターでデザインされたパターンを、デザイナーさんが数ヶ月かけて繰り返し微調整していく。そこでデザインされるものっていうのは、計算機から見ると歪みやズレなんだけど、なぜか人はそれを気持ちよく感じる。ボディの流線型もそう、その無茶なデザインを型に落としたりプレスしたり組み上げたりする方もそう。ドアを閉める音や感触までCRAFTEDにデザインされていて、販売店やPR担当の皆さんもそのクルマをどう届けるかをCRAFTEDに考えている。
こんなものづくりができる環境こそ、「ラグジュアリー」だなぁと思いました。次回、澤良宏プレジデントのインタビューに続く。インフィニティやアキュラが苦戦する中で、日系メーカー唯一のプレミアムブランドとして生き残れそうなのがレクサスには違いありません。
レクサスにはぜひ頑張って欲しいものです。
さて、レクサスの維持発展という点で、国内を見回すとトヨタの全チャネル全車種併売の来春開始が系列販売会社に衝撃を与えています。意識の高いディーラーは早くから事業効率化を見据えた準備を続けて来ました。
トヨタ系、トヨペット系の販売会社がレクサス店を運営している事例が多いのですが、トヨタ自動車からはレクサスのイメージ維持向上のため、ヒト、モノ、サービスの面で多くの要求があり、トヨタブランドとレクサスブランドの二本立てに苦しんでいる会社も散見されます。多額のコストをトヨタブランドによる稼ぎで捻出してきたことに限界を感じ始めているのですね。
そのうちトヨタブランドとレクサスブランドが、入口は別でもひとつ屋根の下で売られる日がこないとも限りません。ブランド記事なのに相当読み応えありますね。さすがNPだと思います。ここに出たい!と思わされます。この辺りは費用対効果で測れないブランドコンテンツ作りの真価です