英与党党首選、新旧外相対決へ 第5回投票もジョンソン氏首位

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• 薬師院 仁志

  帝塚山学院大学 教授

  ・2019年06月21日

  選挙を抱える保守党の代議士たちは、自政権下で国民投票を実施した以上、いつまでも離脱できません……とは言いたくいのだろう。だが、ジョンソン氏が首相になれば、いったい何が進展するのだ？。離脱合意案に関して英議会の可決を得られるのか？。そのＥＵとの合意案を今さら変更できるのか？。そんなことが出来る保証は、全く何もない。そもそも、単に時間切れ終了で合意なき離脱というのなら、メイ首相でも出来たであろう。何であれ交渉で合意を取り付けるのは難しい仕事であるが、国内的にも国際的にも交渉を放棄し、ただ期限切れで離脱を強行するだけなら誰でも出来るのである。端的に言えば、無責任なだけなのだが……。