日経平均は続伸、米FRBの利下げ示唆で楽観ムード 円高は重荷
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日経平均+0.60%、TOPIX+0.30%、マザーズ+1.27%、REIT+0.72%。
FOMCからの米株高の流れも受けて続伸。ただドル円は107.6円と円高に推移している。アジア株は1545時点で上海+2.2%、香港+1.0%、韓国+0.3%、台湾+0.1%、ダウ先物は+150ドル。
業種別には海運+1.87%、証券+1.55%、水産農林+1.38%、精密+1.27%、その他製品+1.23%などがプラスの一方、輸送用機械-0.74%、石油石炭-0.54%、空運-0.38%、卸売-0.27%、繊維-0.25%などがマイナス。
個別ではソフトバンクG+2.59%などが強い。あとJDI+14.75%(Apple支援の話は一昨日なので今日の要因はなんだろう)。日経平均株価、TOPIXともに続伸。日経平均株価はここから窓埋めにかかるか、出遅れているTOPIXは横ばい圏の上限。相変わらずの薄商いですが、どちらもちょうど節目に辿り着いたところ。米国株が想定以上に調子良く動いているので、むしろ先を見通すのが難しくなっている感がありますね。
FRBの利下げ観測が出て米金利は2パーセント割れ。
株式相場は一時的なラリー。
黒田総裁も本日の会見見ると以前より追加緩和に対するトーンが強くなってる。
(ポリシーミックスに対してのコメントもかなり踏み込んでる)
追加緩和手段をどう雨宮副総裁が編み出すか。
有力なのは
・ETFの増額
・財政政策との協調をコミットする
と個人的には思う。
仮にFRBが今市場で期待されている通り、利下げを年内にする場合、かなり円高圧力がかかる。
当然株安の流れになり、政権としては追加緩和へのプッシュが強まる。
マイナス金利の深掘りは副作用が強く逆効果になる可能性が高いし、イールドカーブの年限長期化はもはやあまり為替相場にも株式市況にも効果がないとすると、貸出制度を構築すると言ったETFの購入ペース増額が有力か。
またMMT的な議論を逆手にとって、それを示唆させつつ、財政が緩和したとしても金融緩和で支えることをコミットすることは今の市場には効果が強いと思う。