宇宙基地に旅行いかが? NASA、20年にも
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これは面白い。税金を10兆円かけて作った国営施設を使って特定の民間企業が商売をすることを許すわけで、宇宙じゃなけりゃ(そしてもしこれが日本なら)メディアの格好の餌食になりそうだけど、つまりは戦略的重要性のある宇宙産業を国がサポートする、ということですね。
民間の滞在は最大30日とのこと。NASAの宇宙飛行士は長期滞在が基本であることに代わりはないでしょうから、次のようなローテーションになるかと想像します。
民間旅行者は、行きはこれから長期滞在が始まるクルーと共に出発。宇宙ステーションに短期間滞在後、帰りは長期滞在を終えて地球に戻るクルーと相乗り。
いくらとるか非常にきになる。川上さん、3万5千ドルという数字の出典はどこですか?もし本当なら、超格安のように思います。確かソユーズで行った民間宇宙飛行士は1週間で数十億円払ったと記憶しています。
追記
川上さん、ありがとうございます。同じ記事で$50M per seatと書いてあるのでつじつまが合いませんよね。30で割ったら一泊$1.6Mなので、記事が間違っているか、なにかの勘違いか。ひとり$50M (50億円)のほうが現実的な数字だと思います。
追記2
川上さん:なるほどー、ということはNASAが受け取る額が一晩35000ドルということでしょうか。宇宙ステーションのコストに比べればタダ同然の額ですね。つまりこの目的は宇宙ステーションの運用費を捻出することではなく、純粋に民間宇宙ビジネスを助けることなのでしょう。NASAが月や火星を目指すのは、ISSを民間に切り離すこととのトレードオフ。ISSへの税金投入を抑えなければ、月や火星への予算が獲得できない。その意味でも大事な決定です。
滞在費は本当ならば想定よりもリーズナブルな印象。問題は輸送ですね。
SpaceXやBoeingがNASAプログラムで宇宙飛行士を輸送できる民間宇宙船を開発していますが、これが本当の意味での商用となり、現行より低価格化できるかどうか。
過去にISS滞在したチトー氏のような超級の富豪だけが行ける場所になるかどうかは、輸送がカギになりそう。
それと、ISS内の無人利用を含むビジネス用途についてはこれまでも2000年代前半から、実は日本を含めオープンにしてきたけれど、官民の意見交流もそこまで活発に行われず、ビジネスサイドから手があがってこなかった経緯があるので、昨今の宇宙ビジネスのブームに乗せて今一度チャレンジの時、ということになるかと思います。