星野リゾートがバリで日本旅館をやる狙い
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ロテルド比叡のお話が出ていましたが、ロテルド比叡では宿泊者限定で、比叡山延暦寺の国宝・根本中堂で朝のお勤め体験ができます。延暦寺のお坊さんも、徹底して地元の資源を活かす星野リゾートの姿勢に感心しておられました。
マーケティング手法がフューチャーされる事の多い星野リゾートですが、ホテルオペレーターの視点から見てすごいと思うのは、マルチタスクの定着度です。人件費抑制と人材育成を両立されるこのノウハウがあるからこそ、オペレーターとして不動の地位を築いています。
マルチタスク、言うは易しですが、従業員の負荷が大きいため、定着するのは本当に大変です。星野リゾートのように、良い意味で宗教じみた社風があって初めて実現する仕組みと言えるかもしれません。
注目のコメント
「いま求められているのは、その場所でしか手に入らない体験です(記事から抜粋)」。これは観光・リゾート地が旅行者から選ばれるための理由として最も重要なことです。だからこそ、「モノ・コト・メシ」の全てが「今だけ・ここだけ・あなただけ」として提供されることが必要なのです。
星野さんの言葉はいつだって分かりやすく、そして前提となる思考は考え抜かれていて大変勉強になります。
標準化が終わった時代のニーズはオリジナリティ。その語源はオリジンで「原点」という意味。世界に打って出るには、日本人としての原点を強みに展開していくという戦略にグッときます。『自国の文化に誇りを持っているならそれが当たり前なのに、日本人の私だけが、正装は西洋文化を真似ることだと思い込んでいました。クラスに日本人は私ひとりでしたから、みな日本人の正装を目の当たりにするのを私に期待していたのに、それを裏切ってしまったのです。』