プラスチックごみ問題で千載一遇のチャンスを得た意外な日本企業
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今、一番やってはいけないこと発展途上国に廃プラスチックを輸出すること、いいえ、押し付けることです。
私はフィリピンのセブ島にいますがプラスチックの問題は深刻です。
今年からストローは廃止されスーパーのビニール袋も廃止されました。
それでも、先進国から廃プラスチックがどんどん輸入されてきてしまうので、送り出すほうが止めなくてはなりません。
廃プラスチックはそれぞれの国が自国で処理すべきです。
日本の企業に頑張ってもらいたいです。生分解性でないプラスチックが海に流れると、仕組みは未だ判明していないようですが、波の作用等によりマイクロサイズに砕かれていきます。砕かれたプラスチックは海流に乗って海底にまで辿り着き、また、食物連鎖を経て海洋生物の体内に蓄積していきます。
他方、ただ回収されていれば問題無いのかと言うと、そうでもないようです。
純粋なプラスチックではなく汚染された他の素材が混じっている状態の場合、リサイクルが出来ず、埋立か焼却に回されています。(尚、日本では純粋なプラスチックでも焼却がメインです。プラスチックリサイクルの2/3はサーマル、つまりガス化したり燃えるゴミと同様廃炉で燃やされています)
「汚染廃プラスチック問題」は中国に留まらず東南アジア各国でも問題視されています。つい最近ですと、フィリピンでは、Duerte大統領がカナダに対して「戦争も辞さない」と脅した結果、今月、5年前に輸入されたコンテナ69個分の廃棄物をカナダの自費負担で持ち帰らせています。
一番大事なのはプラスチックの消費量・廃棄量を減らすことと思います。本文でも述べられていますが、環境負荷を下げるために、生分解性プラと言われると、具体的になんの課題についてアプローチしているのかふわっとしたり議論が不明瞭になったりします。たとえば、環境負荷も、酸性雨、海の富栄養化、地球温暖化、などなどあるわけで。特に海洋プラ問題は海のエコシステム維持が目的だと思いますが、これと製造プロセスで排出される温室効果ガスがトレードオフとならないのかなど考えられます。
あと海洋プラ対策で材料開発が進んでいくのは嬉しいことですが、実際の症状の原因は材料ではなく、プラを自国で処理するインフラが正しく運用されていないこと、プラ輸出、輸入といった不義理なビジネスによる金儲けがまかり通っていることだと思います。現に日本でも、昭和電工の廃プラガス化により水素を製造し、それをホテルでエネルギー使用したりしているわけですし。
https://www.itmedia.co.jp/smartjapan/spv/1806/01/news044.html
追記
モノタロウでストローの価格を調べたら0.7円/本です。つまり20倍しても14円/本ですね。従来ストロー価格との倍率を示すと大きく感じますが、コーヒー1杯の価格と比較したら現状でも払えない価格ではないと感じすよね。