【未来予測】起業家の争いは大リーグ化する
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注目のコメント
私が零細スタートアップに携わっていた10年程前と比べて、スタートアップに流れる人材の層は格段に厚くなったと思います。両氏のご指摘の通り、それに紐付いて競争環境は激しくなることでしょうが、マクロ視点から見れば新興企業全体の底上げ、質の向上といった点で非常にポジティブなことだと思います。
一方で、こと個人の身の処し方、幸福、自己実現に目を転じると、世間の耳目が集まる一丁目一番地での競争に興じることが必ずしも良いとは限りません。
抜きん出ることができるかどうか、桁違いの成果を得られるかどうかは、自身の能力以上に、戦いやすい競争環境を選ぶこと、弱い相手を見つけることにかかっています。
10年前の日本であれば、それがスタートアップの世界でしたし、私自身もその点は強く意識していました。
「競争は敗者のためのもの」とは、他ならぬスタートアップの権化のような存在であるピーター・ティールの言です。
メジャーリーグのベンチウォーマーであるよりも、地方独立リーグの三冠王の方が、ひょっとしたら幸せかもしれません。
もっとも、そんなことは百も承知でそれでもなお、自身のアニマルスピリットを抑えられないのが生粋の起業家という生き物なんでしょうね。コメント出遅れましたが 汗
大リーグ化する=大競争時代になるということだが、スタートアップ業界が大きくなり、成熟化するということで、総論良いことだと思っている。「メジャーリーグ化する」という表現が分かりづらいですが、私は「ごく一部の巨大市場において、経験のある起業家たちに資金が集中し、それらがガチンコで戦う様」と解釈しました。
とはいえ、日本の市場だけを見ていると、残された巨大市場なんてそう多くは無いので、その裏側では草野球やリトルリーグの試合が行われ続けていく訳です。最近のベンチャー投資を横目で見ていると、これらの草野球やリトルリーグに中規模の投資をするケースが増えていると感じます。
いづれにせよ、スタートアップで失敗しても大したリスクにはならないというのはその通りなので、資金が集まりやすい今の時代を最大活用するが吉ですね。